足立朝日

足立学園 柔道部が金 高校個人 インハイ優勝 中学個人・団体 関東優勝

掲載:2021年9月5日号
 足立学園(井上実校長)の柔道部が、この夏の大会で、高校、中学ともに優勝をはじめとする輝かしい成績を収めた。
 高校では小野日向さん(高2)が都大会優勝を経て、8月8日(日)~10日(火)に真島総合スポーツアリーナ(長野市)で行われた令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場。個人戦60㎏級でオール1本勝ちし、全国制覇した。
 減量が大変だったという小野さん。「高校に入って初めての全国大会だったので緊張しました。優勝できるようにずっと練習を頑張ってきたのですごくうれしい」と成果を喜ぶ。「今後は大学生や大人との試合でも優勝したい。国際大会で活躍できるような選手になりたいです」と抱負を語った。
 この表彰式のプレゼンターを務めたのは、足立学園OBで全国高等学校体育連盟柔道専門部部長の髙澤雅宏さん(昭和57年度3月卒)で、先輩から後輩への表彰となった。
 また中学は、同じく8月8日(日)~10日(火)に小瀬スポーツ公園武道館(山梨県甲府市)で開催された第46回関東中学校柔道大会で、8月10日(火)の団体戦において優勝を果たした。同校の中学での関東大会団体優勝は初の快挙。この会場は、同高校が関東大会団体初優勝した場所でもある。
 前日9日(月)の男子個人戦には8人が出場し、個人優勝3人、準優勝1人、第3位1人の成績を納めた。
 部長(主将)の鏑木克優さん(中3)は、団体で大将を務め、決勝の代表決定戦でも活躍した。
「都大会は準優勝で悔しい結果だったので、関東大会では、『絶対優勝するぞ』という気持ちで挑みました」と鏑木さん。個人戦90㎏級については、「初めての大きな舞台での試合だったので、とても緊張しました。思い通りにいかないこともありましたが、なんとか優勝できて良かったです」
 73㎏級優勝の荒川琉生さん(中3)は、「先生が考えてくださった練習メニュー、日々の先輩方との練習が大変でした。関東優勝が出来てよかったです」。55㎏級優勝・嶋貫蓮さん(中2)は「練習がとても大変でした。結果が出てうれしいです。今後は、全国大会の上位に入ることを目標に、来年も頑張ります」と喜びを語った。
▽個人戦
【優勝】▼55㎏級=嶋貫蓮(中2)▼73㎏級=荒川琉正(中3)▼90㎏級=鏑木克優(同)【準優勝】▼50㎏級=藤田一郎(中3)【第3位】▼50㎏級=中村享義(中2)

写真上/インハイで優勝した小野さん(高2)
下/関東大会で優勝した中学団体戦メンバー