足立朝日

5月はバラの季節 バラの街「青井周辺」をお散歩

掲載:2022年5月5日号
 バラの名所として知られる「青和ばら公園」では間もなく見頃を迎える。約100種880株が植えられた公園には、毎年多くの人たちが訪れる。

A見頃は5月上旬~下旬
 毎年5月に青井にある「青和ばら公園」(青井3-18-15)で開催される「バラまつり」は、昨年に続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止が決まった。イベントは中止になったが、同公園では約100種880株のバラが見頃を迎える。
 広さが1970㎡(約600坪)とこぢんまりとした公園に咲き誇るバラの中で、特に訪れる人から人気の高いバラを2つ紹介。訪れた際に、ぜひ見て欲しい。
 一つ目は、「つくばエクスプレス」。もう一つは「プリンセスミチコ」。
 また、青和ばら公園以外にも、青井地域は保育園やマンション入口などいたるところにバラが咲いているので散策してみては?
【問合せ】TEL3880・5010東部道路公園維持課東部第一係
【メモ】青和ばら公園以外にもバラが見れる公園が2カ所ある。▼新田さくら公園(新田3-34-1)▼ベルモント公園(梅島1-33-7)
Bボリューム満点のもんじゃ&お好み焼き
 6年前に青井兵和通り商店街にオープンした「一休」(青井3-36-6、TEL3886・5022)は、もんじゃとお好み焼き屋のお店だ。
 営むのは青井小、青井中出身の日下登店主(50)。30年ほど前に日下店主の父親が同じ名前で青井で鉄板焼きのお店を営んでいたので、懐かしいと思う人もいるのでは?
 外観は正面が大きなガラス張りで、店名を英語表記にしているため、バーの様なオシャレな雰囲気に。その店構えに一見「何屋だろう?」と立ち止まる人が多い。
 同店で提供するもんじゃとお好み焼きは、ボリューム満点で価格は660円~。「2人で食べてちょうどいいぐらい」と日下店主。
 オススメは、もんじゃは最近新しく追加された「青井ミックスもんじゃ」(1110円)。切りイカ、紅ショウガ、豚ひき肉、ベビースターが入った一品。お好み焼きは店名が付いている「一休天」(1150円)。エビ、タコ、貝柱、アサリが入った海鮮お好み焼きだ。
 基本的には自分で焼くスタイルだが、上手に焼けるか不安な人用に焼くコツが書かれた親切な案内板も置かれている。それでも心配ならお店のスタッフが焼いてくれるので「お気軽に声を掛けて下さい」と話す。
 店内は4人席が4卓、カウンターが6席。インスタグラムもあるので、最新情報はそこでチェック!
★「足立朝日を持参」で5月末までドリンク1杯サービス。
【営業時間】午後5時~10時、火・水定休
Cからだにやさしいパン屋さん
 連日、地元の子連れのお母さんに人気のパン屋が青井兵和通り商店街にある。「まんまぱん」(青井4-24-19、電話は非公開)は、北海道産の良質な小麦100%を使用し、無添加生地で、小さなオーブンで頻繁に焼き上げていることで常に焼きたてを提供できるようにしていることから、安心安全でおいしいパン屋として注目されている。
 鈴木純子店主の①マンマ(まんま)が我が子を作るように1つ1つ丁寧に心を込めて焼き上げるパン②ごはん(まんま)のように日常食として毎日気軽に食べられるパン③素材のおいしさをそのまま(まんま)に安全・安心なシンプルなパンという3つの思いから「まんまぱん」と命名。
 オススメは「極くりーむぱん」(200円)と「龍伸餃子ぱん」(250円)。「くりーむぱん」は、甘みが強くて味が濃い黄身と粘りのあるしっかりした白身、そして卵特有の生臭さがないことが特徴の純国産たまご「那須御養卵」と、北海道産牛乳を使った自家製クリームが入った甘みとコクの深さが特徴的。「龍伸餃子ぱん」は、同じ商店街にある中華料理屋の「龍伸」とのコラボ商品。同店で提供している餃子のタネにファージャオラージャンという辛みをプラスし、春巻きの皮で焼いた中華パン。
 店内では、同店が使っている那須御養卵(1個60円~)の販売も行っており、卵のみを買いに来るお客さんもいる。
 また、フードロスを減らすため「夜のパン屋さん」に参加。これは、店舗で営業後に残ってしまいそうなパンを引き取ってもらい、夜に再販してもらうという取り組みだ。
 店内にはイートインスペースもあり、出来立てのパンをその場で食べることできる。
★「足立朝日を持参」で5月末まで、揚げパンまたは蒸しパンをプレゼント
【営業時間】午前9時~午後6時(火曜は正午~)、日・月定休
D金庫のことならお任せあれ!
 最近テレビでよく見る開かずの金庫を開ける番組。中から貴重なものは余り出てこないが、お金に変えられない本当に大切なものは金庫にしまって安全に管理したいもの。昭和32年(1957)創業の「㈲栗原金庫製作所」(青井1-4-12、TEL3886・6733)は、高度な溶接技術など熟練の技で、耐火性、防盗性の高い金庫を製造する会社だ。
 現社長の栗原富男氏(73)は2代目。息子の康雄氏(48)とともに二人三脚で活躍中だ。本格的な煙返し(=煙や炎が内部に入らない仕組み)や調湿性を考え金庫内部を総桐製にするなど昔ながらの手法で金庫を作ることができる数少ない会社で、その技術力の高さから平成22年(2010)には足立ブランド企業に認定された。
 「金庫のことなら何でもお任せあれ」という同社では、特注金庫の製造や古い金庫のリニューアル、使わなくなった(壊れた)金庫の処分まで行う。
 「たまに強盗にあって金庫が壊されたというお客さんがいますが、壊された金庫を見たり、話を聞いたりすると、作りのちゃんとしていない安い金庫がほとんどです。高い金庫にはそれなりの理由がちゃんとあります。購入を検討している方は、ぜひ一度相談に来てください」と康雄氏。
 昨年、金庫製造会社ということを分かりやすくするために、会社入口の門を金庫のような見た目にしたことで地元の人たちにも知ってもらえるようになった。さらに、古い金庫に使っていたダイヤル錠やハンドルを取り外して飾りとして門にくっつけたことで、会社の隣にある公園に遊びに来た子どもたちがダイヤルをクルクル回すなど、微笑ましい姿が見られるようにもなった。
※ホームページは「栗原金庫」で検索。

写真A1/色とりどりのバラが咲き誇る=2017年撮影
A2/つくばエクスプレス
A3/プリンセスミチコ
B1/ボリューム満点のもんじゃ
B2/バーのようなオシャレな外観
B3/ソースの香ばしい匂いが食欲をそそる
C1/極くりーむぱん
C2/「イートインスペースで出来立てをお召し上がりください」と鈴木店主
C3/龍伸餃子ぱん
D1/栗原富男社長(右)と康雄さん親子
D2/金庫をイメージした入口の門