足立朝日

各宿名物が勢ぞろい 御宿場印マルシェ賑わう

掲載:2022年5月5日号
 昨年4月に足立成和信用金庫(土屋武司理事長)が中心となって地域活性化のためにスタートした日光街道および日光西街道を訪れた証「御宿場印」は、日本橋から日光まで30の各宿場で、毎月50枚前後売れる人気の街歩き記念品として、多くの観光客に知れ渡るようになってきた。
 3月30日(水)、東京芸術センター前広場で千住宿を中心に近隣5宿が集まり「御宿場印マルシェ」が行われた。
 参加したのは千住のほか埼玉の草加宿と越谷宿、栃木の間々田宿と奈佐原宿。
 各宿場のテントでは、「草加せんべい」や「るかんた(※栃木特産のかんぴょうをジャムにして入れたお菓子)」など各地域の名物を地元人気店が出張販売。また、会場限定バージョンの千住宿の御宿場印も売られ、以前に通常版を買った人も限定版を買い求めていた。
 中には、このイベントを通して初めて御宿場印を知った人たちもいて「今度、越谷に行った時に買ってみようかしら」、「神社の御朱印集めみたいで面白そう」と話していた。
 出店者の一人、NPO法人今様草加宿の長谷部健一理事長は「御宿場印は地域の活性化を目的とした良い企画です。今回のイベントでたくさんの方に草加の魅力を知ってもらえたと思います。これから御宿場印集めを始めようという皆さん、草加でお待ちしています」と話した。
 このイベントの売り上げの一部は、区の「あだち子どもの未来応援基金」に寄付された。

写真上/賑わう会場=東京芸術センター前広場で
下/大きく印刷した御宿場印の展示も行われた。右は足立成和信金の土屋理事長、左は今様草加宿の長谷部理事長=同