
生徒たちは12ある中から好きな講義を選んで、3限を受講。科目は国語、美術、社会科、保健体育、理科で、それぞれ「イルカの〝ことば〟 」「CGアニメの作り方」「スポーツとケガの予防」「ホタルはなぜ光るのか」など、同大学ならではの専門分野を教授らが講義した。
理科の「海と地球環境」を受講した野口絵美理さん(第十四中3年)の進路目標は、鳥取大学での砂漠の研究。「地球環境を学びたい。学校ではプランクトンしかやらないが、深くやれてためになった」。遺伝子を学びたいという神林清皓さん(同)は「よくわからないことをわかりやすくやってくれて、楽しかった。モニター中心なのが中学と違った」と充実の感想を語った。
昼休みは学内のカフェテリアでの学食や、大学生との会話に挑戦。気さくなお姉さんたちを相手に、「この大学には、どこの学校から入れるか」「獣医になれるか」「単位を取るには?」など活発に質問していた。
動物病院さながらの実習施設の見学もあり、中学生たちは珍しい設備や大学生の説明に目を輝かせていた。
写真=実習施設で犬の模型を観察する中学生たち=帝京科学大学で