足立朝日

ともに手を取り合って! 足立ブランド企業が 東京電機大学を見学・交流

掲載:2010年7月20日号
 7月6日(火)、区内の「足立ブランド」認定企業12社が、千代田区神田錦町にある東京電機大学の研究室を訪問、最新の研究内容を見学し交流した。同大学は、2年後の平成24年4月に千住旭町に移転して来るが、「地域に開かれたキャンパス」を目指す東京電機大学と、「ものづくりの技術を発展させたい」という区内企業の思惑が完全に一致。9月には電機大学生が区内企業の見学を予定するなど、友好関係が深まっている。
 この日の見学は、産学連携を進める足立区が仲立ちして実現した。訪問したのは、先に足立区から「足立ブランド」認定を受けた「安心堂」(江北3丁目)「日商印刷」(宮城1丁目)「ナース鞄工」(梅島3丁目)など12企業から14人。
 見学に先立ち、同大学の阿高松男産官学交流センター長が「これからお世話になる足立区の企業の方のお役に立ちたい」と歓迎の挨拶。その後、工学部機械工学科の塑性加工、材料工学、振動制御、知的生産システムの4研究室を順に見学した。
 各研究室では、最先端の研究がされているが、さすがに足立のものづくりの先端を行く企業だけに、専門的な質問が相次いだ。
 見学者の一人「アートレーザー技研」(椿3丁目)の吉田正雄社長は「参加して良かった。教授の一人が 〝失敗はデータだ〟と話したが、この言葉に共感した。連携を強めたい」と話した。

写真=研究室で、教授から説明を受ける企業の皆さん=東京電機大学で