9月1日(水)は「防災の日」。1923(大正12)年のこの日、十数万人の死傷者を出した関東大震災の教訓と、台風が多いと昔から言い伝えられる210日に当たることから、1960(昭和35)年に制定された。
この日から1週間は防災週間でもある。足立区では9月5日(日)、荒川河川敷で防災訓練を実施。大地震への備えや防災について、考えてみよう。

「防災士」という資格を持つ人たちを、ご存じだろうか。
災害時にまず重要なのは、「自分の命は自分で、地域の命は地域で、職場の命は職場で守る」こと。そのためにも、被災現場でリーダー的な役割を果たす民間人が必要となる。防災士はその期待に応えるべく、防災の専門的な知識や技能を持った人に与えられる資格だ。
阪神・淡路大震災を教訓に、平成14年に設立されたNPO法人日本防災士機構が、研修と試験によって認定。性別、年齢、国籍を問わず、誰でも受けられる。
足立区では第一次避難所を運営する109の組織に防災士を1人以上配置する計画で、平成17年度から資格取得を助成。08年には日本防災士会足立区支部(箭内邦安支部長)が誕生し、現在、区内防災士約130人の内、98人が登録している。
各消防署での救急救命などの訓練のほか、新田3丁目にある第6消防方面消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)で年に1回、倒壊建物からの救出訓練などで、実践的な技術を磨いている。また、地域の防災活動への参加や学校での防災指導など、防災意識の向上に、日々力を注いでいる。
箭内(やない)支部長は、ゆくゆくはNPOにして、より活発に活動したいという。「災害時は消防や行政など公的機関はアテにしてはいけないし、アテにならない。阪神・淡路大震災でも80%が地域の人に助けられている。だから日頃の訓練が必要。地域の絆を作ってもらえれば」
防災士会足立区支部についてはTEL090・2483・4937箭内まで。
★9月5日の防災訓練=体験コーナーを初出展。倒壊建物からの救助、応急手当、搬送を見学・体験できるので、ぜひ参加しよう。

写真=上/出初式に参加した都の防災士たち=東京ビッグサイトで
中/日本防災士会足立区支部の箭内支部長
下/地域の防災訓練で指導する防災士
この日から1週間は防災週間でもある。足立区では9月5日(日)、荒川河川敷で防災訓練を実施。大地震への備えや防災について、考えてみよう。


災害時にまず重要なのは、「自分の命は自分で、地域の命は地域で、職場の命は職場で守る」こと。そのためにも、被災現場でリーダー的な役割を果たす民間人が必要となる。防災士はその期待に応えるべく、防災の専門的な知識や技能を持った人に与えられる資格だ。
阪神・淡路大震災を教訓に、平成14年に設立されたNPO法人日本防災士機構が、研修と試験によって認定。性別、年齢、国籍を問わず、誰でも受けられる。
足立区では第一次避難所を運営する109の組織に防災士を1人以上配置する計画で、平成17年度から資格取得を助成。08年には日本防災士会足立区支部(箭内邦安支部長)が誕生し、現在、区内防災士約130人の内、98人が登録している。

箭内(やない)支部長は、ゆくゆくはNPOにして、より活発に活動したいという。「災害時は消防や行政など公的機関はアテにしてはいけないし、アテにならない。阪神・淡路大震災でも80%が地域の人に助けられている。だから日頃の訓練が必要。地域の絆を作ってもらえれば」
防災士会足立区支部についてはTEL090・2483・4937箭内まで。
★9月5日の防災訓練=体験コーナーを初出展。倒壊建物からの救助、応急手当、搬送を見学・体験できるので、ぜひ参加しよう。

写真=上/出初式に参加した都の防災士たち=東京ビッグサイトで
中/日本防災士会足立区支部の箭内支部長
下/地域の防災訓練で指導する防災士