足立朝日

元第四中夜間の松崎先生 9月5日「路地裏フェスティバル」を開催

掲載:2010年8月20日号
 映画界の巨匠・山田洋次監督により93年に世に出た映画「学校」。貧困を乗り越え、夜間中学で学ぶ喜びに心震わせる人々の思いや、挫折から立ち直ろうとする姿を、生徒側・教師側から描いた感動の秀作だ。
 映画の基盤となったのは、「青春 夜間中学界隈」(教育資料出版会)。都内夜間中学校で30年間教鞭を執り、足立区立第四中学校/夜間部でも生徒に深い愛情を注いだ松崎運之助(みちのすけ)氏の著書である(その他「学校」「人生」「母からの贈り物」「ハッピーアワー」など多数)。同氏は現在、全国各地での講演会をこなしつつ、定期的に「路地裏」の会を主宰。その報告を兼ねて、心を打つ言葉や詩などを「路地裏通信」として綴り、発行してきた。
 この活動が20周年を迎えることを機に、9月には松崎氏を慕うスタッフの協力を得て、「路地裏フェスティバル」を開催する。交流パーティーでは、通称「運(うん)ちゃん」こと懐かしい松崎氏との交流を楽しめる。
【日時】9月5日(日)午前11時~午後4時半。無料。交流パーティー午後5時から(参加費1000円)。
【場所】砂町文化センター3階(江東区北砂5-1-7砂町銀座商店街傍)
【フェスティバル内容】フリーマーケット・爆笑コメディ&演芸・グループ公演など。
【問合せ】松崎氏FAX047・445・2894。

写真=松崎先生の著書「学校」と手製の「路地裏通信」