足立朝日

AEDを活用、連携プレーで男性を救命 乗客・駅員に消防署長感謝状を贈呈

掲載:2010年8月20日号
 千住消防署(鹿野和美署長)は、つくばエクスプレス(TX)北千住駅構内で倒れ心肺停止となった男性に対し、見事な連携プレーでAEDを活用して心肺蘇生を行い、呼吸を回復させた6人に消防署長感謝状を贈呈した。
 贈呈されたのは、看護師の横田涼子さん(27)、TX駅員・菊地俊介さん(21)、同・新井一弘さん(31)、同・鴫原(しぎはら)達也さん(24)、同・中島理(ただし)さん(23)、同・高城友翼(たかしろゆうすけ)さん(24)の6人。
 千住消防署によると、8月5日(木)11時10分頃、つくばエクスプレス北千住駅構内のトイレ前通路で、57歳の男性が倒れ、心肺停止状態(CPA状態)になった。
 乗客の通報により駅員の菊地さんが駆けつけ、119番通報するとともに、業務用PHSで駅事務室に状況を知らせた。事務室にいた新井さん、鴫原さん、中島さん、高城さんの4人が改札備え付けのAEDを持って現場に駆けつけ、AEDを装着、交代で除細動や心臓マッサージを実施。
 また、通勤途上だった横田さんは、自分が看護師であることを駅員に申し出て、心臓マッサージを交代。呼吸回復を確認したところで救急隊員に引き継いだ。
 なお、鴫原さん、中島さん、高城さんの3人は、普通救命講習を受講している。

写真=右から、感謝状を贈られた新井さん、中島さん、菊地さん、横田さん、1人置いて高城さん