
今回初の試みとして、災害情報の情報配信(Aメール)登録者約1700人に、避難所の開設状況や道路の復旧状況などの災害情報が配信された。
現場では昨年に続き、中学生消火隊が参加。千寿青葉、新田、渕江、東綾瀬、第十四、西新井の6校の生徒たちが、ホースでの放水を行った。
避難所運営訓練は、千寿第五小学校防災協議会(田中敏明会長)の約100人がベニヤ板製の校舎前に集合、炊き出しなどを行った。同協議会では独自の訓練を連続15年実施しており、この日もスムーズに進んだ。
障害者団体も参加し、ヘルパーに車椅子を押してもらって避難した。ヘルパーの参加は今年初。NPOケアサポートもやいの藤原慶子さんは「車椅子の誘導がなかった。実際の災害時には、瓦礫などで車椅子は動けないと思う。もう少し障害者に関心を持って欲しい」。
今回の訓練から、見えてきた課題のひとつだ。
写真=倒壊建物からの救出訓練