足立朝日

加賀2丁目のシフトエンジニアリングが「節水装置」「自動手洗い機」を発明

掲載:2010年10月5日号
 各種電気制御装置の設計・工事などを行っている「株式会社シフトエンジニアリング」(中元寺豊雄社長)が、このほど節水装置と自動手洗い機を発明、発売を始め、話題になっている。
 同社の中元寺社長(67)は、今やごく当たり前にみんなが使用しているCDを初めて開発したメンバーの一人で、その他にもニューヨーク・ブロードウェイシアターのミュージカル「ミス・サイゴン」の国内帝国劇場公演の舞台制御装置を手掛けるなど、多岐にわたり活躍している業界ではちょっとした有名人。
 そんな社長は仕事で世界中を飛び回っており、訪れたシンガポールとマレーシアが水の領有権を巡って争っているの見て、水の大切さを実感、知人からの助言もあり今回の開発となった。
自動手洗い機(約25万円弱)は高さ33・4㎝×幅55・1㎝×奥行24・5㎝で、機械に手を入れるとセンサーが感知して水、洗剤、ブラシにより手の甲・手の平・指先の洗浄を行うすぐれもの。油汚れの酷い工場や医療現場、老人ホーム、養護施設、小さいお子様のいる幼稚園やご家庭にお勧め。
節水装置(約10万円弱)は設置場所に合わせてセンサー別置きタイプなど3つの形がある。節水装置もセンサーを搭載していて人が機械の前にいないと水が出ない仕組みになっている。貯水システムを使い設定した水の量が出ると自動で止まるため、レストランの厨房などは殺菌のため混合水栓で温水を供給しているが、これを使えば水の量を管理できるのでガス代などの燃料節約になる。「汚れた手で蛇口をひねり手を洗っても、水を止めるためにまたその蛇口を触らなければならないが、これなら大丈夫。これでノロウィルスやO-157などの心配もなくなります」と中元寺社長。
 現在、同社で直売中。購入・販売希望の方は、同社まで御連絡を。「足立朝日を見たとご連絡いただくと3カ月間無料デモンストレーションサービスします」と中元寺社長。
問合せTEL3854・5661

写真=節水装置の前で中元寺社長