足立朝日

長生きの秘訣は、政治もオシャレも現役 白寿107人を祝う

掲載:2010年10月5日号
 足立区では敬老の日に合わせ、今年度、白寿(99歳)を迎えたお年寄り(明治44年4月2日~45年4月1日生まれ)107人(男性15人、女性92人)に、記念品の長寿証、額、区内共通商品券2万円を、米寿(88歳)の人には区内共通商品券1万円を贈った。
 9月20日(月)当日は、近藤やよい区長が17人の訪問希望者宅を訪れ、直接手渡した。そのうちの1人、東和1丁目の内藤ハルさんは長男家族と4人暮らし。「政治は何でも知っている」と、結婚前まで電話交換手をしていたキャリアウーマンぶりは健在だ。投票も休まず、長男の岳彦さん(67)によると「議会に行きたいと言っていたほど」。「足が悪いので治したい一心で」と、お風呂の中で足の運動を欠かさず、月に2回、600m離れた美容院にも歩いて通う。オシャレで好きなものを食べるのが、長生きの秘訣のようだ。
 区では所在不明問題を受け、所在確認を兼ねて記念品贈呈を実施。職員の直接訪問のほか、介護保険や医療保険の利用情報を確認した上で、希望者に郵送した。
 調査の結果、現住所に住んでいない1人が判明し、住民票を削除した。

写真=お祝いに訪れた区長と談笑する、白寿のハルさん(右)