足立朝日

高校生ボランティア発足 地域の子ども見守りに一役

掲載:2010年11月5日号
 子どもを見守るための都立高校ボランティアが、先ごろ足立区に誕生した。
 活動するのは、都立足立西高校(酒井定克校長)と都立足立工業高校(栗田博康校長)の生徒約40人。西新井警察署管内で子どもへの声かけが多発していることから、同署が近隣の2高校に協力を依頼したもの。
 発足式では西校柔道部部長の蔦谷勇紀さん(2年)と工業校生徒会長の高野智史さん(3年)が発足宣言を行った。
 具体的な活動は、部活動の校外ランニング時などでの下校小学生の見守り、校外の花壇の整備など。活動を通して高校生の規範意識を高め、地域との絆を認識させることも目的の一つ。
 両校はそれぞれ近くにある高野小、西新井第二小の児童と対面式を行い、〝ボランティアの印〟をお披露目した。これは西新井警察署マスコットキャラクター「にしあらいぐま」と校名が印刷されたワッペンで、子どもたちを怖がらせないように、生徒は装着して活動する。
 また、足立工業高校は活動の一環として10月18日(月)、奉仕の授業の中で菜の花の種まきを行った。高校敷地のすぐ隣にある諏訪木第一公園と高道東公園で、1年生約70人が活動。今後も花の世話をしながら、小学生の見守りをしていく。

写真=上/発足宣言をする蔦谷さん(右)と高野さん=西新井警察署で
下/足立工業高校生たちが菜の花の種まき=高道東公園