足立朝日

放送映画文化講座「てら」 ドキュメンタリーの南川氏登場

掲載:2010年11月5日号
 日本放送作家協会理事で、文化庁・芸術祭賞ドキュメンタリー部門の審査員を務める南川泰三氏による「ドキュメンタリー講座」が、放送映画文化講座「てら」(主催=日本脚本アーカイブズ倶楽部)の一環としてスタートする。
 同氏は「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」「ハンセン病迷宮の百年」などの作品を手掛けたドキュメンタリーの大御所。「ばあちゃんの星」「花吹雪はしご一家」などのドラマでも手腕を発揮。著書「玉撞き屋の千代さん」(集英社)「グッバイ艶」(作品社)ではセンセーションを巻き起こした。「龍の爪~中国人民法廷(仮題)」を来年2月に発売予定。
 「芸術祭賞審査で、その年に放送された優秀なドキュメンタリーを40本以上視聴しております。テレビ番組はつまらなくなったといわれますが、ドキュメンタリー作品は地方局制作も含めて、見応えのある番組が数多くあります。これらの作品は見て頂くことは出来ませんが、数多くの作品を手がけてきた経験から、ドキュメンタリーの知られざる裏側、ドキュメンタリーをより面白く見るための知識、やらせ問題などの問題点など、視聴者の立場に立った講義を展開する予定です。また同時に一方的に講義するだけではなく、企画書作りの基本などを実際に受講者のみなさんにやってもらうことも考えています」と南川氏。しかも、足立区民は300円という受講料には驚きだ。文化芸術の秋にふさわしいこの企画に、ぜひ参加を!
【場所】足立区生涯学習センター(学びピア21)5階研修室
【日程】①11月13日②12月4日③12月11日④2月12日⑤3月12日全て土曜日。
【時間】午後2時~4時
【受講料】一般500円足立区民300円
【問合せ・申し込み】学びピア21TEL3882・1701、FAX3882・1073

写真=笑顔の素敵な南川氏