足立朝日

炎天寺で 一茶まつり 全国俳句大会に 子どもたちの 秀句集まる

掲載:2010年12月5日号
 炎天寺(六月3‐13‐20)で恒例の一茶まつりが、11月23日(火・祝)に行われた。
 俳人・小林一茶が同寺で「やせ蛙」の句を詠んだことにちなんで行われているもので、49回目。第184回一茶忌法要、境内の一茶像の前での奉納蛙相撲などがあり、賑わった。
 特に注目を集めるのが、まつりに合わせて開かれている全国俳句大会の表彰式。全国の小中学生からの応募数は、約11万5000句。審査委員長の吉野秀彦住職は「選ぶ基準は、言いたいことがはっきりしているか、言葉選びがその子らしいか、観察する力があるかの3つ。特に観察する力は何より大事。涙が出た句もある」と、子どもたちの豊かな感性に賞賛を贈った。
 区内の受賞者は次の通り(敬称略)。
【小学生の部】
(6万3242人)
《団体》▼足立区長賞=中川小▼区教育委員会賞=鹿浜第一小
《個人特選》▼一茶まつり大賞=戸髙美侑(中川小6年)「うえきばちかれてる花も夏の花」
【中学生の部】
(5万1671人)
《団体》▼足立区長賞=第七中▼区教育委員会賞=第四中
《個人特選》▼区教育委員会賞=磯部夏実(西新井中3年)「渋滞にあえてとびこむ夏休み」

写真=吉野住職から表彰状を受ける大賞の戸髙さん=炎天寺境内で