足立朝日

花畑小に絵を寄贈 OB大島一広氏に感謝状

掲載:2010年12月5日号
 昭和40(1965)年に花畑小を卒業、現在画家として活躍中の大島一広氏(56)に、11月18日(木)足立区教育委員会から感謝状が贈られた。母校の創立100周年の時と今年の110周年に際し、「ボクと海と太陽と」と題する絵を寄贈し、児童たちを励ましたことに対して贈られたもの。大島氏は「絵は嘘をつかない。感動したことを素直に表現しよう」とエールを送った。
 感謝状の贈呈式は、母校の花畑小で行われた。校長室では、山野辺泰子校長と3年生の女子児童が、「大島さん、素適な絵をくれてありがとう」などのお礼の言葉が絵とともにつづられた児童たちの文集が手渡され、大島さんは感激。
 感謝状は、大島氏が寄贈した絵が飾られる同小玄関で渡された。鮮やかな色とタッチで太陽と海を描いた元気の出る絵。その前で、山野辺校長は「この絵を励みにしたい」とお礼の言葉を述べた。
 大島氏は、早川義孝氏に師事して新槐(しんかい)樹社に入り、昭和56年に足立区展で教育委員会賞を受賞したのを皮切りに、翌57年には足立区長賞を獲得、新槐樹社展では平成8年に都知事賞を受賞するなど、輝かしい実績を残している。

写真=上/大島氏が寄贈した絵の前で同氏に感謝状を渡す山野辺校長=花畑小で
下/感謝の言葉と絵がつづられた文集