足立朝日

新年のスタートは めでたい「ダイヤモンド富士」の観察で 1月18日(火)〜20日(木)頃が見ごろ

掲載:2011年1月5日号
 2011年、平成23年が明けた。今年は卯(うさぎ)年。企業、商店街など厳しい経済情勢は、ここ足立区でも続いているが、そこは兎のように一気に飛び跳ねたいもの。スタートの1月、めでたい「ダイヤモンド富士」の観察に出掛けてみてはいかが。富士山頂に日が沈む時にちょうどダイヤモンドが光るかのように見えるそれが、天気が良ければ、足立区でも見られる。1月18日(火)~20日(木)夕方がチャンスだ。

 「ダイヤモンド富士」は、天気が晴れていて、夕方日没時に富士山に雲がかからないなどの気象条件のほかに、周りが広々としていて自由に動き回れることが必要。足立区では1月と11月の2回見られるが、足立朝日にこれまでに寄せられた情報によると、都市農業公園付近の荒川堤防、都立舎人公園の高台、舎人・聖一の橋のほか荒川土手沿いの高層住宅などが絶好のビューポイントになっている。
 例年大勢のカメラマンが集まる都市農業公園付近の荒川堤防では、1月19日(水)午後4時35分頃に見られそう。ただし、混むのでよい場所の確保は大変だ。それを逃すと、次回は11月下旬になる。
【メモ】「ダイヤモンド富士」に関しては、国土交通省関東地方整備局が作った「見どころや魅力から探す関東の富士見百景」が参考になる。HP
 自分の場所からダイヤモンド富士が見られる日を知りたい方は、「カシミール」というソフトで行うと良い。カシミールは、フリーソフトで、解説書も多く出ている。

写真上/都市農業公園付近の荒川土手からとらえたダイヤモンド富士=一昨年1月19日、竹の塚1丁目在住の中川外行さんが撮影。「集まったカメラマンは、約50人。その他、参観者は200人くらいいて一大イベントです。撮影場所はくるくる変わるので、大変です。この日は、富士山山頂に夕日が沈む時間に雲がなく、バッチリ、ダイヤモンド富士が撮れました」と中川さん

写真下/青井3丁目在住の杉浦啓之さんがDVDで撮影。「4時頃に到着して、梅の開花も見ながら、公園外の西側荒川土手に行くと、おすすめポイントには、三脚の放列が30台はありました。その後も時間を追うごとに続々と集まって来ました。中には、熱燗をチビチビやりながら今や遅しと待っている古老のカメラ愛好家も。私もさっそく三脚を立て、パソコンに映像を直に取り込む方法による撮影の準備に取り掛かりました。待つこと約30分。そして、DVDの夕日の天体ショーを初めて撮ることができました。このようなすばらしい光景が見れる足立を少しでもPRしたいです」と杉浦さん