足立朝日

高齢者に音楽の創造と発表の場 千住シニアアンサンブルを結成

掲載:2011年2月5日号
 千住地区に新たな音楽の創造と発表の場を――と、千寿本町小学校を拠点とする「千住シニアアンサンブル」が、1月16日(日)結成された。
 この日は、呼びかけ人の村上忍足立区音楽連盟理事長(83)、村上さんの教え子で作曲家の笹森敏明さんも参加。参加者は、今後の活動を確認して会則を決めた。
 参加した動機は様々。「就職した時に初めての給料でバイオリンを買い、30年以上弾いてきた。この場でさらに楽しみたい」(本木在住、大山光子さん)「音符も読めない状態から、12年前にパーカッションを始め、音楽が生きがいになった」(船越睦生さん、78歳)「中・高時代は吹奏楽団に入り、ピッコロをひいていた。20数年前にフルートを買い、そのままになってしまったので、今回練習したい」(綾瀬在住・廣瀬裕子さん、47歳)、「高校入学後吹奏楽団に入ろうと思ったが、果たせず、ずっと人生の後悔になっていた。今回、ようやく夢を果たせます」(花畑在住、福原登美子さん)など。
 村上さんは「毎回参加者を増やして頑張りましょう」と激励した。
 同会の参加資格は、おおむね45歳以上。練習は、毎週日曜日の午後2時~4時半、千寿本町小を予定。入会金2千円、会費毎月3千円(音符コピー代と通信費)。
問合せ・申込み先TEL&FAX3690・9416村上

写真/なごやかに行われた発会式=千寿本町小で