足立朝日

青色申告とイータックスの普及を呼びかけ はるかぜにラッピング

掲載:2011年2月20日号
 今年も確定申告の提出が始まった。締切の3月15日(火)間際は混雑するため、足立税務署、西新井税務署では早期提出を呼びかけている。
 そんな中、コミュニティバス・はるかぜに、足立青色申告会、西新井青色申告会とイータックス(国税電子申告・納税システム)の広告ラッピングバスが登場した。
 青色申告の普及・育成活動とイータックスの利用促進を図るのが目的。日立自動車交通㈱が運行する車体を1年間飾り、綾瀬駅を中心に西新井駅、亀有駅などのエリアを走る。
 2月7日(月)に綾瀬6丁目の日立自動車交通㈱で行われた出発式には、佐藤一意同社会長、飯岡昭二郎・足立青色申告会会長、矢ノ倉利明・西新井青色申告会会長、各税務署署長らが出席した。
 日立自動車交通は平成12年4月、足立区初のコミュニティバスはるかぜ第1弾として、綾瀬~西新井間を運行。年間、65万人の利用があるという。現在は区内12路線中、西新井駅~高野駅などの4路線を持つ。佐藤会長は「1日1万人が利用する。バスを見て、納税申告意欲向上の力になれることは光栄」と挨拶した。
 ラッピングを発案した足立青色申告会の飯岡会長は西新井の矢ノ倉会長とともに、「区内の細かいところまで走るので、認識してくれるのでは」と効果を期待。「パソコンを使うイータックスに年配者は苦手意識があるが、始めると難しいものではない。忙しい中、税務署に行かずに自宅で申告できて便利」とアピールした。

写真/出発を控えたラッピングバスの前でテープカット=日立自動車交通(株)で