足立朝日

サンドウィッチマン 義援金活動に奔走 漫才協会「Wコロン」らも協力

掲載:2011年4月5日号
 3月11日、東北地方太平洋沖地域に甚大な被害を及ぼした東日本大震災。その1地域である気仙沼で、九死に一生を得た漫才コンビがいる。サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)の2人だ。
 丁度、気仙沼でのロケ中に津波が迫り、プロデューサーの咄嗟の判断で山側へ逃げ、ロケ隊は全員無事だった。しかし、目の前で津波に飲まれる民家や人が乗っているであろう自動車を、ただ茫然と見るしか術がなく、2人の衝撃は尋常ではなかった。
 被災地に残り、少しでも手伝いをと望む彼らは、「芸人だからこそできる支援を」と説得され、後ろ髪を引かれる思いで東京に戻り、迅速に被災地への支援を開始した。まずはテレビ番組出演の際に、メディアが果たす役割として、通信手段が途絶えた各避難所に命からがら逃げた被災者の、安否情報の放送を強く訴えた。今でこそ、各局・各紙がそれを伝えているが、当初は「個人情報の問題あり」という場違いな意見もあり、2人は現場を知る自分たちとのギャップを感じた。
 同時に彼らは「東北魂義援金」を立ち上げ、活動をスタート。それに対して、組織として呼応したのが社団法人漫才協会(青空
球児会長)だ。同協会では毎月1日から9日まで浅草「東洋館」で所属メンバーによる公演を行っているが、4月は公演時間の12時から4時半までの間、各芸人がそれぞれの出番の前後に、同館の周辺で義援金を募る。
 4月6日(水)には、午後3時40分から55分まで、サンドウィッチマンが同館の舞台に立つ。彼らも出番の前後に、義援金活動に専念する。足立区在住の相方・岸野猛がコンビを組む「ナンセンス」の舞台の出番は、1日(金)3日(日)3時40分、7日(木)3時55分、8日(金)4時。「Wコロン」は1日(金)3時55分、5日(火)3時40分、7日(木)3時25分。ハーフのコンビ「ニックス」は1日(金)12時40分、4日(月)5日(火)3時10分。それぞれ15分の舞台出番の前後に、義援金活動を行う。
 大震災当日に現場に居合わせ、津波に対して無力であったサンドウィッチマンの悲痛な思いは一時的なものではなく、今後も被災者に寄り添って、一日も早い復興を願い共に歩む。

写真/被災者支援をいち早く開始したサンドウィッチマン