足立朝日

朝日新聞の姉妹紙・朝日小学生新聞 編集長インタビュー

掲載:2011年4月5日号
■子どもの力を伸ばし、子どもの夢を育てる「朝小」
 朝日小学生新聞(朝小)の一番の特長はニュースを分かりやすく伝えること。全ての漢字に読み仮名を振る、専門的な言葉を言い換える、時事用語解説のコラムや写真・イラストを使うなど、子どもがニュースを理解するための努力は惜しみません。
 ただし、扱う内容まで「子ども向け」にしているわけではありません。「朝小」を広げてみれば紙面の大きさも取り上げているテーマもオトナの新聞と変らないことに気づかれると思います。朝日新聞の記者が子どものために執筆する「ニュースdeジャンケンポン」という大型解説記事などはぜひ親子で読んで欲しいですね。子どもの力を伸ばし、夢を育てるため、日々新聞づくりに取り組んでいます。
■思わず広げてみたくなる新聞
 楽しい記事もいっぱいです。最近話題になったお魚博士のさかなクンの連載もありますし、アンパンマンで有名なやなせたかしさんの絵本のページもあります。NHKのアニメの原作「落第忍者乱太郎」も載っています。
 「朝小」は毎朝届く新聞です。広げてみれば、楽しいまんが、続きを読むのが待ちきれなくなる小説など自分なりの「新聞の楽しさ」がきっと見つかります。
■教科書に新聞が載ります
 4月からの小学校の教科書には「新聞」のことが載っています。社会だけでなく国語の教科書でも、「新聞づくり」や「記事の読み比べ」などを勉強します。子どもたちが新聞のことを知ってくれるのは本当にうれしいです。これからも子どもたちのための本物の新聞を作り続けます。

朝日小学生新聞 編集長 沖浩(おき・ひろし)
東京生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に記者として入社。主に社会部、整理部を歩む。メセナ・スポーツ部長などを歴任。2003年から3年間、朝日小学生新聞の編集長を務める。10年9月に再び編集長に。