足立区の職員10人が4月17日(日)から、東日本大震災の被災地である宮城県美里町に派遣されている。美里町は内陸部にあり、津波の被害は免れたものの、全壊・半壊・一部損壊などの住宅被害が1700件を超える。都を通じて支援要請があったもので、職員たちは22日(金)までの6日間、現地で罹災状況の調査や罹災証明発行の事務などにあたる。
派遣されたのは課長級2人、係長1人、一般職員7人で、うち男性8人、女性2人。出発に先立ち研修を受けるなど準備し、14日には区長から激励を受けた。
災害対策担当副参事は「美里町の職員は病院も含めて約250人。派遣職員も十分に力になれる反面、責任も重いと感じている。地域の方との交流を大切にしたい」。
阪神淡路大震災の際に、罹災証明書の発行等に従事した経験のある西部福祉事務所職員は、経験を生かせればと手を挙げた。「地域の復興に貢献したい」という。
東綾瀬区民事務所職員は、実家が多賀城市にあり、「故郷への恩返しという気持ちで従事したい」。
区長の前でそれぞれが思いを語り、現地へと出発した。
写真/区長から激励を受けた派遣職員たち=区役所で











