足立朝日

マツケンらが 義援金を 呼びかけ シアター1010「アンタッチャブル」公演で

掲載:2011年7月5日号
 シアター1010で上演された松平健主演の舞台「アンタッチャブル」の出演者が、終演後にロビーで東日本大震災の義援金を呼びかけた。
 行われたのは初日の5月12日(木)、前半楽日の同15日(日)、追加公演楽日の6月16日(木)の計3日間。混乱を避けるため事前の告知はなく、終演後のアナウンスに半信半疑で待つお客さんたちの前に現れたのは、全出演者19人。たった今まで舞台上にいたマツケンらの登場に、たちまち長蛇の列が出来た。
 出演者は募金した観客と笑顔で言葉を交わし、握手でお礼を返した。義援金は日本赤十字を通じて、被災地に贈られる。
 同公演は、禁酒時代にシカゴで暗躍したマフィア、アル・カポネ(松平)の恋を描いたコメディ。被災者に笑いで元気になってもらえればと、5月中の7公演に各日50席を用意し、赤坂プリンスホテルや埼玉県への集団避難者を招待した。

写真/衣装のまま出演者がお礼の握手。手前からカポネ役の松平健、貴水博之、名高達男