足立朝日

新聞って面白いね! 長門小で「朝日新聞出前授業」開催

掲載:2011年7月5日号
 中川1丁目にある長門小学校(野田紀道校長)で、6月9日(木)、朝日新聞を使った「朝日新聞出前授業 読もうよ!新聞!!」が行われた。
 4月から新学習要領に基づき小学校で「新聞を使った授業」が始まったが、この「出前授業」は、普段、新聞と接触する機会が少ない小学生に、新聞と触れ合うチャンスを増やしてもらおうと今年4月からスタート。
 この日の授業には、1組、2組合わせて6年生47人が参加、「公開授業」と重なったため、父母約15人も参加した。
 講師は、朝日新聞東京本社の望月千代さん。朝日学生新聞社の若藤和尚さん、ASA綾瀬の
但田雅生店長がサポート。
 クラスは4人1組となり、まず「連想ゲームにチャレンジ」。「携帯電話」から連想するものを各自書いてもらったが、「ドコモ」「AU」「ソフトバンク」「犬のお父さん」「スマップ」などとつなげて、10個以上も挙げた児童も。続いて、新聞1ページの構成が「アタマ」「へそ(はら)」「おしり」などとなっていて「人間の体」と一緒、という説明や、新聞の記事が、見出し、リード、本文などの形で成り立っているとの話があって、最後の「みんなで挑戦」のコーナーへ。各自に配られた6月9日付の朝日新聞朝刊を読んで、それぞれ気になる記事を見つけ、討論して一つにしぼる作業だ。
 同日付には「福島原発」「民主代表選」などの記事が大きく扱われていたが、女の子の目は第2東京面に大きく扱われた「AKB48」の記事とツキノワグマの写真がかわいい「動物園だより」、男子はダルビッシュの活躍が載っているスポーツ面へ。
 児童たちは、「1面から最後の頁まで初めてめくった。新聞って面白いね」と語り、父母は「子どもたちが新聞で盛り上がるのを初めて見ました。いいですね」。1組担任の大木陽子教諭、2組の武藤文吾教諭は「授業のやり方がとても参考になりました」と話していた。

写真/新聞を広げてみんなで討論=長門小で