足立朝日

羅針盤 Vol.18

掲載:2011年10月5日号
 ♪サイクリング、サイクリング、ヤッホー、ヤッホー♪と言うのは、昔はやった小坂一也の「サイクリングの歌」。歌詞を思い出そうとネットで調べたら、歌の名前は「青春サイクリング」で、作曲者は何とあの古賀政男さん。そうそう、出だしは「みどりの風もさわやかに にぎるハンドル 心も軽く」だった。
 秋もたけなわ、サイクリングにはぴったりの季節だが、都会での自転車乗りのマナーは最悪だ。駅前の狭い歩道も平気で乗り回し、交差点では一時停止などせずに突っ込んで来る。左側通行などクソくらえ、道路の真ん中を我もの顔に走ったり、いきなり横切ったりするのは平気の平左。携帯片手は当たり前。これでは事故が起きない方がおかしい。
 警察も本腰を入れて欲しい。駐車違反の取り締りなども大切だと思うが、危険な自転車走行を見つけ、やめさせるのは愁眉の課題だ。小さい頃からの教育も欠かせない。家庭ではもちろん、学校でも〝自転車教育〟を徹底してやって欲しい。暴走自転車に日々脅かされている者の切なる願いだ。(編集長)