足立朝日

12月25日シアター1010で中原由美子さん 「くるみ割り人形」全幕公演

掲載:2011年11月5日号
  千住5丁目で「バレエ・フレイグランス」を主宰する中原由美子さんが、シアター1010でクリスマス・バレエ公演を行う(後援=足立区、東京家政学院大学)。
 演目は、クリスマスシーズンに定番となった「くるみ割り人形」(音楽=P・チャイコフスキー)。足立区で初めて全幕を披露する。中原さんの公演は、毎回趣向が凝らされ評判だが、今回の見どころは特大のパペットによる人形劇。
 1幕は、シュタールバウム家のクリスマス・パーティー。きらびやかな衣装でのダンスが美しい。ねずみの女王とくるみ割り人形の戦いでは、人形の危機を救うため、クララが女王にスリッパを投げつける。人形が倒れ、王子に変身するが、このシーンの仕掛けは見逃せない。
 2幕では、有名な金平糖の踊りを始め、花のワルツやスペイン・中国・アラビアなど各国の踊りが見応えある。最後に披露される王子と金平糖のパ・ド・ドゥ(男女2人での踊り)も見どころだ。東京家政学院大学による衣装も作品を際立たせる。
【構成・演出・振付】中原由美子【出演】金平糖=津田康子、王子=杜海(ドゥハイ)、クララ=形部仁美、雪の女王=松本直子、ドロッセルマイヤー=桝竹眞也、クララの父=松島正祥、クララの母=中原由美子、クララの弟=横山偉大、くるみ割り人形=高島康平、ねずみの女王=柴﨑益孝。【日時】12月25日(日)午後4時開演【場所】シアター1010【料金】大人4000円、子ども(5歳~小6)2000円。足立区在住・在勤者10%引【チケット】事務局TEL&FAX3604・1054、スタジオTEL&FAX3870・0155、Eメール

写真/子役の出演者とくるみ割り人形(舞台では大きなくるみ割り人形が登場)