佐野2丁目在住
「天空寄席」で一番星を目指して
足立区庁舎跡にそびえる東京芸術センター。その21階にある「天空劇場」活性化のひとつとして足立区が取り組む「エンターテイメントチャレンジャー支援事業」、通称「えんチャレ」。定期的な無料パフォーマンス公開を条件に、足立区が厳正な審査をして選抜した面々の中に、「漫才協会若手会」がある。
毎月1回、定期的に「天空寄席」として公開練習を行う若手芸人のまとめ役は、足立区在住の女性漫才コンビ「ニックス」。「ギリギリのところで、私たちも若手に入れてもらえた」と2人は笑う。一見大らかだが、一言口を開くと後輩がピリッと締まるという姉のエミと、弾ける元気さで後輩を叱咤激励する妹のトモ。この姉妹コンビが司会進行を務め、観客を笑いの世界へと導いている。
「ニックス」の芸名はアメリカ人の祖父の名前から拝借。姉妹の父はハーフ、母は日本人なので、2人は1/4(クオーター)ということになる。当初、エミは女優志願で養成所に通っていたが、やがて漫才界への興味を掻き立てられるようになった。トモを誘って漫才に転身したところ、それまで苦い顔をしていた両親が、諸手を挙げて賛成。応援してくれるようになったという。当時、家族は関西在住で、母親は関西人といえば当然の成り行きか? トモは当初、漫才を演じる側には全く興味がなかったが、エミに引っ張られて舞台に立つうちに、大物芸人と一緒に舞台に立てる感動を知ったそうだ。
11月29日(火)には、浅草公会堂で「漫才大会」が開かれるが(5面参照)、内海桂子、青空球児・好児、昭和のいる・こいる、おぼん・こぼん、ナンセンス等々、ハイセンスな笑いでこの世界を牽引し、今もなおその実力を持って舞台に君臨する面々が登場。この舞台に共に立てるということは、確かに感動そのものだろう。
今、「ニックス」の2人は、その軽妙な話術をもって、「ラジオの世界にも挑戦したい!」「足立区のイベントに参加したい!」との夢を持つ。かつていじめられっ子であった姉妹を、温かく受け入れてくれた足立区に感謝の念を持ち、「生きていればきっと良いことがある」というメッセージを発信したいと願う。問合せは漫才協会FAX5828・5030まで。
「天空寄席」で一番星を目指して
足立区庁舎跡にそびえる東京芸術センター。その21階にある「天空劇場」活性化のひとつとして足立区が取り組む「エンターテイメントチャレンジャー支援事業」、通称「えんチャレ」。定期的な無料パフォーマンス公開を条件に、足立区が厳正な審査をして選抜した面々の中に、「漫才協会若手会」がある。

「ニックス」の芸名はアメリカ人の祖父の名前から拝借。姉妹の父はハーフ、母は日本人なので、2人は1/4(クオーター)ということになる。当初、エミは女優志願で養成所に通っていたが、やがて漫才界への興味を掻き立てられるようになった。トモを誘って漫才に転身したところ、それまで苦い顔をしていた両親が、諸手を挙げて賛成。応援してくれるようになったという。当時、家族は関西在住で、母親は関西人といえば当然の成り行きか? トモは当初、漫才を演じる側には全く興味がなかったが、エミに引っ張られて舞台に立つうちに、大物芸人と一緒に舞台に立てる感動を知ったそうだ。
11月29日(火)には、浅草公会堂で「漫才大会」が開かれるが(5面参照)、内海桂子、青空球児・好児、昭和のいる・こいる、おぼん・こぼん、ナンセンス等々、ハイセンスな笑いでこの世界を牽引し、今もなおその実力を持って舞台に君臨する面々が登場。この舞台に共に立てるということは、確かに感動そのものだろう。
今、「ニックス」の2人は、その軽妙な話術をもって、「ラジオの世界にも挑戦したい!」「足立区のイベントに参加したい!」との夢を持つ。かつていじめられっ子であった姉妹を、温かく受け入れてくれた足立区に感謝の念を持ち、「生きていればきっと良いことがある」というメッセージを発信したいと願う。問合せは漫才協会FAX5828・5030まで。