足立朝日

防犯意識を高めよう

掲載:2005年10月20日号


 空き巣、ひったくり、なりすまし詐欺など、足立区内でも犯罪が後をたたないが、自分の身にはおきないという意識を変え、被害にあわない心がまえが大切のようだ。警視庁では10月11日~20日まで、地区防犯協会をはじめとする民間協力組織や自治体などと警察が連携し、犯罪や事故などを防止して、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を図る「地域安全運動」を行った。
 足立区内、4警察署の窃盗犯罪の平成16年1月~7月と平成17年の同月のグラフ(警視庁HPより)を見ると、全署的には空き巣やひったくりは昨年より減り、各警察署でも防犯について何度も呼びかけし、民間パトロール隊などとの連携の結果が出ているという。
 また、なりすまし詐欺なども銀行などにポスターを貼ったり、広報活動をしたり、例を挙げての説明が防止につながっている。しかし、最近はインターネット犯罪も増え、「当選したので下のアドレスをクリックして下さい」など、応募した覚えもないメールが送られてくるケースも多いという。不審なメールには、返信しないように気をつけたいものだ。
 身近な犯罪の、ひったくりや空き巣は防止できる犯罪。誰にでもできる予防策としては以下がある。
●ひったくり
 自転車の前カゴにバックなどを入れる場合は防犯ネットを掛けたり、雑誌を上に置いたりする。歩きのときは、車道側にカバンを持たない、背後からの自転車、バイクに気をつけるなど。また、ひったくりにあった時は、すぐに110番通報し、大声を上げて周りに知らせる。
●空き巣
 普段から近所の人たちに挨拶をする、玄関先・ドアなどに「警戒強化中」などの防犯ステッカーシールやポスターを貼る、ドアや窓には2つ以上の鍵をつけ、市販のドアセンサーなどを付けるなど。被害にあった場合はすぐに110番通報し、警察官が来るまで被害にあった場所をそのままにして大事な証拠を壊さないようにする。
 また、ピッキングなどの侵入窃盗は、被害に気づかず数日たってしまうことがあるので、時々貴重品や通帳の確認をし、通帳番号を控えておくこと。
●足立区の取組み
 区でも安全・安心まちづくりに向け、生活安全条例、区報で犯罪情報の発信、パトロールの施策、街路灯新設、樹木伐採、街頭防犯カメラ設置助成、子どもたちへの防犯ブザーの配布、学校の防犯カメラ設置などに取組んでいる。


千住警察 (平成16・17年1~7月 手集計)


西新井警察 (平成16・17年1~7月 手集計)


綾瀬警察 (平成16・17年1~7月 手集計)


竹の塚警察 (平成16・17年1~7月 手集計)