足立朝日

　南北に車検場通り、つくばエクスプレスが走り、綾瀬川が流れる「南花畑地域」。最寄りに「六町駅」が完成したことにより、これまで以上に新住民が増えた。お店も、昔からあるお店と新しく開店した飲食を中心にしたお店が上手に地域に根付き始めた。今回は、南花畑周辺のおすすめスポットを紹介。

Ａ商店街の掲示板がリニューアル
　南花畑と保木間地域を中心とする花保商店会（鈴木義雄会長）が、昨夏にこれまでにない工夫した掲示板を５台設置した。
　掲示板には加盟店のマップが付いていて、この地域に来た人への目印にもなっている。また、加盟店用のPRスペースがあって約１カ月おきに58店が交替でチラシなどお得情報を張り出している。暗くなると自動的にＬＥＤ電球が点灯するため、夜でも見やすい。秋頃には六町駅前にも設置予定で、古くから花保会館前にあった１台と合わせ合計７台の掲示板が地域にできる。鈴木会長（71）も「この掲示板で、商店会が活性化してくれれば……」と期待している。この掲示板設置には区の助成金が活用されている。
【新掲示板設置場所】
①花保商店会事務所（南花畑２-28-８）②遠山駐車場（南花畑２-19-４）③浅野寝具（南花畑２-13-１）④浅野寝具友義（ゆうぎ）店（南花畑２-11-９）⑤イケダデンキ（南花畑３-１-16）
Ｂ毎月、親子パン教室を開催中
　入口のかわいい飛行機のマークが目印のパン屋「Bread&cake SORA」（南
花畑２-14-14、TEL５８５１・９１９８）。髙橋健夫店主（41）は「来てくれたお客さんに喜んでもらいたい」と様々な工夫をしている。
　そのひとつが、親子パン教室。毎月２回、午後２時～４時、定員８組、参加費１人５００円でお店の厨房で行われる。パン屋さんが教えてくれるパン作りとあって、区外からも参加する人がいるほど大人気。申込みは店頭のみ。その他、ベビーカーや車いすの方のために、店内の通り道を広くしてある。ポイントカードは１００円で１ポイント、50ポイントで３００円の割引券がもらえる。
　同店のパンは、見た目もユニーク。例えば一般的な焼きそばパンのパンは茶色をイメージすると思うが、同店は白い。「味はもちろんだけど、見て楽しんでもらいたい」と髙橋店主。おすすめは、パンはコロッケパン（２００円）、ケーキはパイシュー（２２０円）。
【営業時間】午前８時～午後７時、木曜定休HP
【交通】つくばエクスプレス「六町駅」から徒歩約６分
Ｃ車のことなら何でもおまかせ！
　車検場通り沿いに「車」という大きな看板が目立つ自動車販売店がある。創業35年、地域密着のお店「JAWS足立ジャンボカープラザ日本自動車㈱」（南花畑２-１-８、TEL３８５９・６７１５）だ。
　「お客さんのニーズに応えられるように」と、常に新車、中古車合わせて約50台を展示。エコカーから福祉車両まで取り揃えている。販売以外にも買い取り、修理なども行う。購入者にはオイル交換永久無料などサービスも充実。また、スタッフ全員が地元出身・在住という点も地域の人たちから親しまれている。
　川口毅専務（44）は「車は安い買い物ではないので、お客さんに納得した上でご購入いただきたい。じっくりと相談を重ねた結果、最高の笑顔で車を購入してもらえれば」と話す。
【営業時間】午前10時～午後８時（日・祝は午後７時まで）、木曜定休HP
【交通】「六町駅」からはるかぜ「梅島駅入口」行きで「都営住宅」下車徒歩約１分
Ｄ保木間から移転してきた老舗の和菓子店
　今年３月、長年保木間地域で営業してきた和菓子店が、南花畑にリニューアルオープンした。和菓子「喜津祢（きつね）」（南花畑４-13-12-１０７、TEL５８５６・４５７２）は、創業60年以上の老舗で、現在３代目の鈴木純三さん（45）が活躍中だ。
　同店は、和菓子と洋菓子の両方を修業してきた鈴木店主が創り出すニュースタイルのお菓子が特徴だ。中でも「きなふわロール」（１０００円）は、最近誕生したお菓子で、まさに和と洋のコラボ商品として大注目。きな粉を使った生地と、小豆（あずき）クリームの相性が抜群のロールケーキだ。通常は冷凍販売で、食べる時には３時間ほど冷蔵庫で解凍してから食べる。また、これから暑くなってくるとオススメなのが水饅頭。中身はライム・キウイ、こしあん、抹茶のつぶあんの３種類。デコレーションケーキも販売している。
　その他、昔ながらの赤飯や団子などもあり老若男女問わずに楽しめるお店だ。
【営業時間】午前９時～午後６時、第２・４火曜定休HP
【交通】「竹ノ塚駅東口」から東武バス「綾瀬駅」行きで「足立車検場」下車徒歩約１分

写真Ａ／大型掲示板の前で鈴木会長
Ｂ／楽しくパンを作る親子
Ｃ／大きな車の文字看板が目印
Ｄ／きなふわロール（左）など色とりどりのお菓子