足立朝日

●チャリティコンサートに300人

掲載:2005年11月5日号
のこぎりキング下田さん
 のこぎり演奏家の「のこぎりキング下田」さんが「助け合いの日」の10月15日、竹の塚ホールでチャリティ・コンサートを行った。
 下田さんは、都内どこでも自由にパフォーマンスをできる都公認の「ヘブン・アーティスト」の資格を持つ。昨年はフランスから招聘され、パリ空軍楽団などが活躍する場にゲスト出演。10月24日からは「日本丸」に乗船し、海上での演奏。11月末からは台北で、外交演奏を披露する。
 15日当日は、スペシャルゲストに高浜和英さん(ピアノ)と永生元信さん(バンジョー)を迎え、まずは両氏の演奏からスタート。「上を向いて歩こう」や「リンゴの木の下で」などを軽快に奏で、来場者を喜ばせた。 下田さんはスウェーデン製ののこぎりと、コントラバス用の弓を使用。「愛の賛歌」「アヴェ・マリア」などを情感豊かに聴かせた。永生さんは「のこぎりで、こんなに正確な音が出ることにビックリ。弦はなくても可能性は大」と声援。高浜さんは「とにかく熱心な人。アドバイスが次回に必ず生きる」と絶賛。両氏は下田さんのCD制作にあたり、編曲・伴奏を担当した。
 来賓あいさつに、足立区民生・児童委員協議会連合会の中田貢弘会長が駆けつけ、民生委員としても活躍中の下田さんを激励。堀江慶子アナウンサー(ケーブルテレビ足立)の滑らかな司会で演奏曲が次々と紹介され、コンサートはクライマックスに。後半は、3氏の演奏で会場が一体となり「荒城の月」「故郷」を合唱。全18曲の最後は、華麗なフォスター・メドレーを演奏し、約300人の来場者から惜しみない拍手が送られた。


高浜氏(左)の伴奏で、
のこぎり音楽にうっとり