足立朝日

●人が犬にしてあげられること

掲載:2005年12月5日号
~人と犬・獣医の視点から~
 生物園の特別展「犬 人と出会う」の一環で11月23日、日本橋にあるフーレップ動物病院の獣医師・院長の井上龍太さんが「人と犬 獣医さんの立場から」という獣医の視点から犬をテーマに講演した。
 盲導犬、聴導犬、介助犬は人間を助けてくれるが人は犬に対して何をしてあげられるのか。予防接種、交通事故を予防するためのリードを付けての散歩、しつけ(マテ・おいでなど)など安心して犬と共存するうえで大事なことを講演した。最近はダックスを飼っている人が多いが痩せすぎている子が目につき、心配だという。体重の管理なども、先生と相談し、理想的な体を維持することが必要だ。
 飼い主は犬のリーダー、というのは昔の考え方。犬は何歳になっても5歳児の子どもと同じようなもの。犬にとって飼い主は親。子どもと同じように育てることが大事。
 井上さんは「トイレ、留守番など犬は頭が良いので叱らずにゆっくり教えて。人間と犬がストレスなく安心して暮らせるためにしつけをして欲しい」と話す。


犬の心音に興味津々