子どもを犯罪から守る街に
ちいき安全まっぷ作り8
「千住子どもを育む会」(松本捷三会長)と「千住児童館・老人館」(丸山澄子館長)による「ちいき安全まっぷ作成委員会」の活動が終盤に近づき、いよいよ冊子・リーフレット・パンフレット製作準備に入った。
昨年12月10日、犯罪社会学の第一人者・小宮信夫氏(立正大学文学部社会学科助教授・社会学博士)の出席のもと、最終調整の質疑応答が繰り返された。小宮博士は、従来の「原因追及」型の犯罪対策ではなく、犯罪の予防に重点を置く「犯罪機会論」の提唱者。子どもを狙った痛ましい事件が多発する現在、「入りやすい場所」と「見えにくい場所」をキーワードに、子どもたち自身が「危険な場所」を察知・判断できる力を養うノウハウを推進してきた。都はこの「小宮方式」を採用し、「地域安全マップ専科」を設置。小宮博士が総合アドバイザーを務める。
犯罪社会学に関する各要職をこなすため、国内を飛び回る同氏の指導を受けて、同委員会メンバーたちは、これまでに子どもたちによる「ちいき安全まっぷ」、大人による「夜のちいき安全まっぷ」「公園安全まっぷ」、三世代による「まちあるき」などのマップを作成。これらを通じて体得した内容を30~40 ページの冊子にまとめる他、近隣の小学校、保育園、幼稚園の全家庭に配布するリーフレット、「障害のある子どもたちが安心して暮らせる町は、幼児や高齢者も安心して暮らせる町」という観点のパンフレットを作成する。各メンバーは希望する班に所属し、活発な意見交換を行った。

小宮博士(左)との質疑応答に熱が入る
ちいき安全まっぷ作り8
「千住子どもを育む会」(松本捷三会長)と「千住児童館・老人館」(丸山澄子館長)による「ちいき安全まっぷ作成委員会」の活動が終盤に近づき、いよいよ冊子・リーフレット・パンフレット製作準備に入った。
昨年12月10日、犯罪社会学の第一人者・小宮信夫氏(立正大学文学部社会学科助教授・社会学博士)の出席のもと、最終調整の質疑応答が繰り返された。小宮博士は、従来の「原因追及」型の犯罪対策ではなく、犯罪の予防に重点を置く「犯罪機会論」の提唱者。子どもを狙った痛ましい事件が多発する現在、「入りやすい場所」と「見えにくい場所」をキーワードに、子どもたち自身が「危険な場所」を察知・判断できる力を養うノウハウを推進してきた。都はこの「小宮方式」を採用し、「地域安全マップ専科」を設置。小宮博士が総合アドバイザーを務める。
犯罪社会学に関する各要職をこなすため、国内を飛び回る同氏の指導を受けて、同委員会メンバーたちは、これまでに子どもたちによる「ちいき安全まっぷ」、大人による「夜のちいき安全まっぷ」「公園安全まっぷ」、三世代による「まちあるき」などのマップを作成。これらを通じて体得した内容を30~40 ページの冊子にまとめる他、近隣の小学校、保育園、幼稚園の全家庭に配布するリーフレット、「障害のある子どもたちが安心して暮らせる町は、幼児や高齢者も安心して暮らせる町」という観点のパンフレットを作成する。各メンバーは希望する班に所属し、活発な意見交換を行った。

小宮博士(左)との質疑応答に熱が入る