あの東日本大震災から2年目の3・11がやって来る。絶対に忘れてはいけない鎮魂の日である。
日曜朝8時からのNHK「小さな旅」が、「震災特集を3週続ける」と告げていた。この日は、宮城県気仙沼市の唐桑町というノコギリの歯のように突き出た港町の話。15mの津波が港から町を襲い、多数の人が亡くなり、カキを中心とする漁業は壊滅。惨状を前に「もうこの世はおしまい」と思った漁師たちが、全国の支援を受けて立ち直りつつある姿を描いていた。感動したのは、海に浮かぶカキのイカダが、広島のカキの漁業者からの支援で復活した、という話。連帯、絆はすごい。
それと、海の安全を祈願する神社の話。津波の記憶を伝える石碑が建てられたが、そこにはいつか日付を入れるために、「復興完了」の文字が刻まれている。 復興はまだほんの端緒。カキの漁師も借金を背負っての『船出』だ。我々がやらなければならないことは、まだまだ無数にある。(編集長)
日曜朝8時からのNHK「小さな旅」が、「震災特集を3週続ける」と告げていた。この日は、宮城県気仙沼市の唐桑町というノコギリの歯のように突き出た港町の話。15mの津波が港から町を襲い、多数の人が亡くなり、カキを中心とする漁業は壊滅。惨状を前に「もうこの世はおしまい」と思った漁師たちが、全国の支援を受けて立ち直りつつある姿を描いていた。感動したのは、海に浮かぶカキのイカダが、広島のカキの漁業者からの支援で復活した、という話。連帯、絆はすごい。
それと、海の安全を祈願する神社の話。津波の記憶を伝える石碑が建てられたが、そこにはいつか日付を入れるために、「復興完了」の文字が刻まれている。 復興はまだほんの端緒。カキの漁師も借金を背負っての『船出』だ。我々がやらなければならないことは、まだまだ無数にある。(編集長)