足立朝日

関東の富士見百景

掲載:2006年1月20日号


 「関東の富士見百景」に、荒川下流からの富士の景観の地として選ばれた、都市農業公園に昨年12月に選定銘板が設置され、お披露目式が行われた。
 銘板の台座デザインは、この地に彫刻「お兄ちゃんと一緒」を設置した彫刻家・鈴木法明氏(埼玉県川口市在住)に依頼。鈴木氏は、富士山の溶岩をイメージし、ステンレスとチタンで、美しく重量感のある溶岩を作り上げ、単なる銘板台座というよりも芸術作品になった。
 また、銘板の横にはダイヤモンド富士の写真をはめ込み、この地が美しい富士山の景観の地であることを表現した。昨年12月4日に行われたお披露目式で、鈴木氏は「子どもの頃この辺でよく遊びました。夕暮れに富士が黒く浮かび上がる姿は忘れられません」と語った。
問合せ まちづくり公社まちづくり事業課℡3880・5711
 「関東の富士見百景」は、国土交通省が、美しい地域づくりの推進を目的に、一昨年から昨年にかけて関東の254地点の応募の中から選定委員会の手で選定した。問い合せは、国土交通省「関東の富士見百景」事務局048・601・3151。HP


除幕式。右から3番目が作者の鈴木氏。銘板の後は、
同じく同氏作の彫刻「お兄ちゃんと一緒」



重量感のある溶岩のイメージの台座に
おさまった銘板