足立朝日

新校舎地鎮祭盛大に

掲載:2006年1月20日号


 区内進学校「足立学園」(千住旭町)の新校舎工事が昨年9月から始まり、昨年12月20日に地鎮祭が行われた。
 同学園からは、松藤三彦理事長、松田憲雄校長、教職員、役員、同窓会、PTA関係者が、施工業者・竹中工務店からは村松映一副社長らが参列。荘厳な雰囲気の中、千住本氷川神社(千住三丁目)の渡辺陽一郎宮司の祝詞(のりと)で開式し、総勢50人の前で10の儀式が進行した。
 設計を担当した竹中工務店の萩原剛副部長によると、新しいタイプの校舎を念頭に、西側地上6階建て、地下にはトップライト構造920㎡の自習室(13教室相当)を配置。さらに、屋上緑化で防火水槽も完備。1階には大学レベルの図書館を完成させる。新校舎は、19年8月完成予定。
 村松副社長は「コンペを経て拝任後、原案をベースに15回のワークショップを行った。地域との密接な関係のもと、安全な工事を約束」と顔を引き締めてあいさつ。松藤理事長は「75年の歴史の中で、初めての大工事。教育の原点となる新校舎から、優秀な人材を世に送り、地元へ貢献したい」と決意を述べた。松田校長は「いつまでも居たくなる校舎。くつろぎの中で、勉強に没頭できる環境。280席の自習室を常に満席にしたい」と抱負を語った。


渡辺宮司の御祓い(おはらい)を受ける参列者