足立朝日

羅針盤 Vol.27

掲載:2013年5月5日号
新聞は、朝日と日刊スポーツ、日経、雑誌は週刊ダイヤモンド、ラジオは文化放送、テレビはNHK、と決めてかかっている小生(好き嫌いが激しい性格です)が、最近目覚めたのが「テレビ東京」。「遅すぎるよ」の声がかかりそうだが、テレビ東京はなかなかだ。
 これまでは「なんでも鑑定団」が毎週、「アド街ック天国」は足立区をやる時や取材に関係した地域を取り上げる時、旅番組は適宜、という感じだったが、最近は「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」「未来世紀ジパング」などにはまっている。
 「今はやり」のお店や企業などを、海外にも盛んに出て、『深い内容』を伝える。取材にお金をかけているのがわかる。日経系のメディアならではの取材力だ。「いけいけどんどん」ばかりなのは、ちょっと割り引いて見ないといけないが、成功の『ヒント』はたくさんある。
 最近の放送で、不動産屋が見放すような古い木造住宅や建造物をリニューアルして、貸し出し先をマッチングする今はやりの企業を紹介する番組は圧巻だった。そのような企業を求める過疎の自治体、それを欲しがる人、家族の増加の話など、時代の流れを映し出しており、とても参考になった。(編集長)