足立朝日

花むすびで全国初の地域株発行

掲載:2006年2月5日号


 第十一中学校を拠点に活動をしている「通園・通学路花むすびネットワーク」(鈴木勝二代表)が、「地域株」という全国初の取り組みを始めた。同ネットワークは、地域と学校が協働で子どもたちの成長を支えるため、校内や通学路などに子どもと一緒に花壇を作り、街を花でいっぱいにしようと5年前にスタートした。
 株と言っても今世間を騒がせている株式ではなく、地域で夢を育てる仕組みを花の根っこになぞらえた造語とか。株券は花むすびで育てた花を使って地域の障害者団体が作った、押し花はがき2枚1組。1株2000円で、配当は「ありがとう入選作品集」など。どちらもやさしい気持ちになれることが価値だろう。株の売上はこれまでの公的助成に替わって、活動資金として運用される。事務局の花むすび基金(竹内栄一理事長)が運営、区との協働推進事業として進めていく。
 また花むすびコイン、略して「花むこ」も新たに発行。1時間の労働かボランティアに対し1むすび(1コイン)がもらえ、100円相当の苗、押し花はがき、玩具などと交換ができる。
 これらは、1月21日に第十一中で開かれた「第3回花むすび・はがき一葉ありがとうコンクール」の表彰式で発表、展示された。
         

    足立区長賞の表彰          株券と花むすびコイン