自然界の循環、というか掟というか、そのすさまじさをずっと見ている気がする。
6月号8面で触れたように、綾瀬6‐37にある通称「カモ池」のことだ。綾瀬駅西口から始まる都立東綾瀬公園の一部、野球場の裏手にある池。
ここが今年はカルガモラッシュで沸いている。すでに5組目のヒナが誕生し、泳ぐカルガモは15羽以上。でも、5組目は6月末現在かわいいヒナが1羽だけ。少し大きいカモの後ろについてスイスイと泳いでいる。
「毎日通っている」という中年の女性カメラマンは文字通りのウォッチャー。「3羽生まれたんだけど、2羽やられちゃったの。お母さんはどこかへ行っちゃったみたい」と嘆く。どうやら、今回の犯人はミドリガメらしい。生まれたばかりのヒナを襲うのは、ほかに猫、カラス、そして何とナマズ。この女性「大きなナマズが口を開けているのを見つけたので、石を投げてやった」と言う。
11羽生まれて全滅した組もいれば、7羽残った組もいる。7月2日(火)にのぞいてみると、かなり大きくなって芝生で休む子ガモのそばの水面に、お母さんカモが寄り添い、周囲を見張っていた。パンくずをあげていた高齢の男性が、お孫さんらしい子どもに「このお母さんが一番えらい。最後までちゃんと面倒みている。えらい、えらい」――。(編集長)
6月号8面で触れたように、綾瀬6‐37にある通称「カモ池」のことだ。綾瀬駅西口から始まる都立東綾瀬公園の一部、野球場の裏手にある池。
ここが今年はカルガモラッシュで沸いている。すでに5組目のヒナが誕生し、泳ぐカルガモは15羽以上。でも、5組目は6月末現在かわいいヒナが1羽だけ。少し大きいカモの後ろについてスイスイと泳いでいる。
「毎日通っている」という中年の女性カメラマンは文字通りのウォッチャー。「3羽生まれたんだけど、2羽やられちゃったの。お母さんはどこかへ行っちゃったみたい」と嘆く。どうやら、今回の犯人はミドリガメらしい。生まれたばかりのヒナを襲うのは、ほかに猫、カラス、そして何とナマズ。この女性「大きなナマズが口を開けているのを見つけたので、石を投げてやった」と言う。
11羽生まれて全滅した組もいれば、7羽残った組もいる。7月2日(火)にのぞいてみると、かなり大きくなって芝生で休む子ガモのそばの水面に、お母さんカモが寄り添い、周囲を見張っていた。パンくずをあげていた高齢の男性が、お孫さんらしい子どもに「このお母さんが一番えらい。最後までちゃんと面倒みている。えらい、えらい」――。(編集長)