足立朝日

●児童・生徒褒賞853人　六月中生徒会
空き缶集めで受賞
　17年度足立区教育委員会児童・生徒褒賞式が２月15日、区庁舎ホールで行われた。コンクールやスポーツ大会などの優れた活動、地域で善行を行った区立小・中学校の子どもたちに贈られるもので、16年12月１日～17年11月30日が対象。
　区長褒賞は小学生３団体（58人）、２個人、中学生６団体（48人）、６個人、教育委員会褒賞は小学生10団体（１４８人）、14個人、中学生21団体（２８５人）、40個人で、それぞれ鈴木恒年区長と内藤博道教育長から、賞状とクリスタルトロフィーが手渡された。
　今回唯一、善行で褒賞を受けたのが、六月中学校（中村史傅校長）生徒会。開かれた学校づくり協議会（芦川一男会長）の協力で週３回、アルミ缶を回収して換金。カンボジアの地雷撤去、国内外の被災地・恵まれない人への援助、途上国の学校建設費用として寄付するなど、国際貢献に役立てている。ボランティア活動の継続的実施が評価され、今年度の都教育委員会表彰を受けた。空き缶拾い、地域の協力で集まった大量の空き缶潰しなど作業はかなり大変だが、20年近く続いている伝統だという。
　生徒会長の熊本智子さんが、受賞者代表として挨拶。「地域の方々の協力で、年間５万個集まった。世界への貢献となることは、とてもうれしい。今回の受賞は、先生や励ましてくれた家族、目標に向かい頑張ってきた仲間、皆のもの」と述べた。
他の区長褒賞は次の通り。弥生小染物部、第九中16年度卒業生、佐藤由佳（千寿桜堤中）、川崎敦（第十一中）、梅津富士子（同）、佐藤里紗（第十四中）、白崎ベンジー（花畑中）、石原太地（六月中）、田口直輝（舎一小）、渡辺崇仁（同）、竹仲、第九中野球部、ＳＫＹチャレンジキッズ、第十四中陸上競技部女子リレーチーム、区選抜男子リレーチーム、第十四中水泳部男子リレーチーム。


受賞者代表挨拶をする六月中・熊本智子さん