足立朝日

●あだち協働フォーラム

掲載:2006年3月5日号
新たな公共サービスと協働の可能性を探る
 足立区NPO活動支援センター主催の「あだち協働フォーラム」が2月4日、学びピア講堂で開かれた。昨年に続いて2回目。
 基調講演は法政大学法学部教授の名和田是彦氏と、三鷹市でNPOシニアSOHOサロンの顧問を務める堀池喜一郎氏が、それぞれ新たな公共サービスや協働へのシニア参加について語った。
 足立区での協働事例の紹介では、新たに立ち上げた総合型地域クラブ・千住ウェスト準備担当の小故島睦光氏(生涯学習振興公社)、ユニークな全国初の試み、地域株でコミュニティ作りを進める「通園・通学路花むすびネットワーク」の市川昭氏、自作のぬいぐるみを使った人形劇で幼稚園などを回って幼児防犯キャンペーンを行った「NPO法人学び支援会議」の岩井通恭氏が、それぞれの活動内容、工夫などを発表した。
 名和田氏、堀池氏に坂田道夫区民部長を加え、発表者3人とパネルディスカッションを展開。客席からの質問や活発な意見などが交わされた。現在、足立区でも公共サービスの協働化が進められているが、財政面での自立など課題は多い。


パネルディスカッションで
活発な意見交換