足立朝日

子どもたちが一輪車に夢中

掲載:2006年3月20日号
●千寿本町小土曜スクール
子どもたちが一輪車に夢中

 千寿本町小学校(林正樹校長)で、一輪車教室が開催されている。開かれた学校づくり協議会主催の土曜スクールの一環だが、木曜の放課後にも行っており、近隣の幼稚園や卒業した中学生も含め、常に30人前後が参加している。
 指導にあたっているのは、日本一輪車協会理事で足立区一輪車連盟理事長を務める若江正徳さん。積極的な活動で区内に一輪車を広めてきた若江さんは、現在9つのクラブで教えているが、小学校は初めて。70歳になる今でも、自在に一輪車を乗りこなす。
 練習は準備体操から始まって普通走行、カラーコンを使ってのターンなど基本をたっぷり繰り返した後、2人1組で手を繋ぐコンビネーションなど様々。結構な運動量だが、子どもたちは笑顔で楽しそうだ。休憩の間も、「先生、見て!」「できるようになった!」「教えて」と、数人が若江さんを取り囲む。被っている帽子を取るなど、いたずらをする子も。「みんな私の孫ですよ。何やってもかわいい」と若江さん。途中参加でまだうまく乗れない子には、山崎みえ子コーチが(千寿常東小一輪車クラブ・トゥインクルスタークラブ代表)がついて指導する。
 一輪車の魅力をリーダーの望月優ちゃん(6年)は「いろんな技があって、みんなで一緒にやると、できるようになった時、達成感がある」、サブリーダーの背戸珠貴ちゃん(2年)は「とても楽しいし、いろんなことがあって一輪車に終りはないってことが気に入っている」と話す。若江さんは「みんなが基礎ができるようになったら、いずれ音楽に合わせて、運動会に取り入れたい」と抱負を語った。


若江さん(中央)の指導でめきめき上達