足立朝日

第十三中2年男子 8人が足立朝日で記者体験

掲載:2006年3月20日号
●第十三中2年男子
8人が足立朝日で記者体験

 第十三中学校(犬塚喜久男校長)2年の鈴木達也君、小野寺和也君、熱海佑君、岩下潤君、桑原輝彦君、片岡健一君、遠藤功士郎君、大山翔瑚君が3月1日から3日間、職業体験の一環で足立朝日記者に同行した。
 第1日目は、千住大川町南町会の 下郁男会長取材のため、箭弓(やきゅう)稲荷社務所へ(4月5日号「町会」欄掲載予定)。同町会の活動などの他、かつて足立高等職業技術専門校で職業人育成に関わった 下会長の職業観もなども聴き取った。続いて、北澤商事・北澤艶子社長の取材へ(3月5日号「人」欄掲載)。そのパワーに、豆記者たちは圧倒されて感動の連続。
 2日目は区議会予算特別委員会の傍聴からスタート。包括予算に関するやりとりなど理解不能の難しい話に、居眠りもせずに2時間余耐えた8人。何事も経験。続いて正伝百連会・大沼昭師範の取材(4月5日号「人」欄予定)。さらに、五反野小学校(三原徹校長)の総合的な学習「大好き!! 五反野」(中面参照)に、ベネッセ・コーポレーションの福武總一郎会長が見学に現れるとの情報を得て同校へ。豆記者代表として鈴木君が、女子校経営もする福武会長に、その理由を質問。会長からは「君は自分の20年後を想像できるかい?」と逆質問された。「20年後には看護・介護を必要とする人間が日本社会に溢れることを予測し、それを担う技術者を今から育成すれば(需要に)間に合う」との会長の思いを理解した。
 同行最終日には、渕江第一小学校(冨樫眞樹子校長)へ。わらび座によるワークショップで、4年生児童がNEWソーラン節を学ぶ姿を取材(中面参照)。その後、8人の豆記者全員が、指導の俳優たちに「なぜ俳優になったのか?」などの質問をし、「小さい時にわらび座の舞台を観て感動して、自分も舞台に立ちたいと思った」などの答えを引き出した。最後に、十三中が取り組む垳川(がけがわ)浄化の「ジャブジャブ大作戦」に関わる江口由紀夫・区環境部長を訪問。六木小、第十三中、地域町会・自治会、区などとの協働で、EM団子投入によりヘドロ処理などを削減でき、400万円の予算で、4億円の効果を得た話などを聞いた。
 3日間、時間に追われて取材を経験した豆記者らは、「疲れたけれど世の中のことが少し解った」「沢山の人に会えて楽しかった。自分も色々な考えを持った大人になりたい」など、充実感溢れる笑顔で感想を述べた。


ベネッセの福武会長(右)に
質問する豆記者たち