足立朝日

優美な切り絵展

掲載:2006年4月20日号


 東保木間在住の切り絵作家・丸山英雄さん(昨年4月5日号「人」欄で紹介)が、今年もシアター1010で個展を開く。
 足立成和信金江北支店に勤める傍ら、繊細で華麗な作品を丹精込めて作り続けている。代表的なモチーフは、京都の古い町並みと美人画。格子や屋根瓦の細かい手技、日本髪の女性が纏った和服の柄の美しさは、多くの人を魅了している。


祇園白川の切り絵を手に丸山さん
 それらの新作に加え、今年は新たに足立区の風景も登場。合併前の足立信金時代に、会員配布の事業報告書の表紙として製作したもので、炎天寺、区役所などお馴染みの場所が描かれている。小さな冊子に印刷されることを考慮し、仕上がりは絵本的な素朴なタッチ。身近な風景が、丸山さんの手によってどんな風に料理されているのかも見どころだ。
 「今年の個展は集大成みたいなものかな。京都の風景や美人画も続けていきたいし、毎年新しい視点でやっていきたい」と丸山さん。作品製作だけでなく、日本橋で切り絵教室も計画中だそうだ。
【丸山英雄切り絵展】
日時 5月3日~5日、午前10時~午後6時(5日は5時まで)
場所 シアター1010ギャラリー(北千住マルイ11階)
入場料 無料
内容 切り絵の展示(希望者には販売も)、絵ハガキの販売。
問合せ℡3884・8123丸山
★丸山さんから切り絵作品を1名様にプレゼント。プレゼント参照。



足立生物園をモチーフにした
切り絵