足立朝日

羅針盤 VOL.38

掲載:2014年5月5日号
 5月は、働くものの祭典「メーデー」で始まり、「憲法記念日」「みどりの日」「子どもの日」「母の日」と、素晴らしい内容の祝祭日が続く。名前を聞いただけで胸が躍り、嬉しくなる。 そして緑萌ゆる季節。「ああこの輝きよ!」などと詩人でなくとも詩を詠みたくなる季節。
 自然は本当に素晴らしい(と同時に怖い)。1面のように、マイナスイオンいっぱいの中澤邸で「うちは薬いらずなんですよ」と奥さん。小生が「太田胃酸をいつも持ち歩いている」と言うと、彰さんが「カモミールとミントのブレンド茶をぜひ飲んでみてください。胃がすっきりしますよ」。自然の効能はそれ程あるということだ。
 昨年3月に、東日本大震災支援で種から植えた「忘れな草」、花時に咲かず不思議がっていた矢先の今年の4月、青色に煙るような可憐な花を沢山付けた。英語名で「フォゲットミーノット=forget me not)。「私を忘れないで」――。震災も原発事故も忘れてしまう様な人たちに、この青い花を贈りたい!(編集長)