足立朝日

観音寺400年記念 落慶法要おごそかに

掲載:2006年5月5日号
◆◇観音寺400年記念
落慶法要おごそかに

 慶長19年(1614年)開山の「観音寺」(綾瀬四丁目・長谷川良典住職)は、400年記念事業として本堂、客殿の改築を行なった。
 設計は沖縄首里城の復元など、社寺建築に精通する(有)日本建築山田設計室。本堂は全てが吉野ヒノキで造られた本格的なもので、本瓦葺の屋根の曲線も美しい。長谷川住職は「伝統的なものが造れたことが嬉しい。設計者、施工者、檀家の方々、募金に協力して下さった方など、一人ひとりが来合わせて文化の継承に役立てたことが充実感の源だと思います」と話す。
 4月9日には落慶法要がおごそかに営まれ、その後の式典では、長谷川住職、大室徳三氏・記念事業委員長から山田隆司・山田設計室代表ほか5人に感謝状が贈られた。
 また、昨年の7月には東綾瀬中の生徒や保護者などが、今では見ることができない建築方法を見学し、工事担当の三浦工務店の担当者から説明を受け、素晴らしさに感動した。


総檜の本堂
写真提供=近藤貞三さん/綾瀬在住