◆◇若者たちが夢を乗せて
リヤカーで豆腐引き売り
東武線・梅島駅周辺で、懐かしい「と~ふ~」のラッパを吹きながら「野口屋」の旗をはためかせ、リヤカーを引く若者を発見! 静かなるオーラを発散する中村和博さん、18歳だ。築地に本店を置く野口屋の、足立区初の支店が3カ月前に竹の塚に出来、中村さんたち5人の若者が、毎週土曜日に竹の塚から梅島まで引き売りをしている。中村さんは「最初はちょっと恥ずかしかったけれど、人と話すのが大好きなので楽しい」とニッコリ。ケースには、豆腐、ざる豆腐、湯葉、がんも、ところてん、味噌のしそ巻きなどが並び、どれも食欲をそそられる。
この日(4月15日)が初仕事の中村さんは、午後には純国産大豆使用の豆腐40丁を売り切ってしまい、近場の先輩に商品の補充を依頼。駆けつけた安多良和(やすだよしたか)さん(21)は「後輩に負けちゃってます」と爽やかな笑顔を見せた。買物に来た大山敬子さん(梅田七丁目)は「食べ物にはこだわりがあるから、良いものを食べたいの」と満足気。安多さんは「僕たち、みんな夢を持ってこの仕事をしてるんです!」と胸を張る。
安多さんは元ボクサー。格闘技に転向する夢に向かって、資金を貯めている。中村さんは、この仕事で学費を貯め、来年、大学へ進学したいと目を輝かせる。
若者たちの「夢」と「汗」が混じる高品質な豆腐は、濃厚で格別においしい。

夢に向かって豆腐を売る安多さん
(右)と中村さん
リヤカーで豆腐引き売り
東武線・梅島駅周辺で、懐かしい「と~ふ~」のラッパを吹きながら「野口屋」の旗をはためかせ、リヤカーを引く若者を発見! 静かなるオーラを発散する中村和博さん、18歳だ。築地に本店を置く野口屋の、足立区初の支店が3カ月前に竹の塚に出来、中村さんたち5人の若者が、毎週土曜日に竹の塚から梅島まで引き売りをしている。中村さんは「最初はちょっと恥ずかしかったけれど、人と話すのが大好きなので楽しい」とニッコリ。ケースには、豆腐、ざる豆腐、湯葉、がんも、ところてん、味噌のしそ巻きなどが並び、どれも食欲をそそられる。
この日(4月15日)が初仕事の中村さんは、午後には純国産大豆使用の豆腐40丁を売り切ってしまい、近場の先輩に商品の補充を依頼。駆けつけた安多良和(やすだよしたか)さん(21)は「後輩に負けちゃってます」と爽やかな笑顔を見せた。買物に来た大山敬子さん(梅田七丁目)は「食べ物にはこだわりがあるから、良いものを食べたいの」と満足気。安多さんは「僕たち、みんな夢を持ってこの仕事をしてるんです!」と胸を張る。
安多さんは元ボクサー。格闘技に転向する夢に向かって、資金を貯めている。中村さんは、この仕事で学費を貯め、来年、大学へ進学したいと目を輝かせる。
若者たちの「夢」と「汗」が混じる高品質な豆腐は、濃厚で格別においしい。

夢に向かって豆腐を売る安多さん
(右)と中村さん