
本物そっくりの粘土の食べ物を制作することで注目を浴びている、通称「ねんドル岡田ひとみ」さんが5月14日、午後2時~4時、シアター1010講義室Aで「ミニチュアフードねんど教室」を開く。「ポンキッキーズ21」「それいけ! アンパンマンくらぶ」などを中心に各メディアで活躍。ドラマ「H2」などで小道具造形も手掛ける岡田さんの、初の下町進出が、この足立区。
元来、タレントである岡田さんは「本当に人に喜んでもらえるには、このままで良いのか」を自問自答。その結果、1年間タレント業を休業し、大好きな粘土研究に没頭。たとえばショートケーキを作るならば、切った形を作るのが普通だが、岡田さんの場合は、ホールケーキを作ってからカットするというやり方。さらに、料理の本を読み込んで、食材を作るところから始める。カレーひとつにしても、まずニンジンやジャガイモを作り、それを切り刻んで混ぜ合わせるため、本物と同じ質感。お寿司にいたっては、イクラの一粒一粒も再現。ピンセットを使っての作業になる。それらの作品集「岡田ひとみのねんどでミニチュアクッキング」も出版(メディアファクトリー刊)。大好評を博した。


笑顔がキュートな岡田さん 本物そっくりの作品。 たらこは粒まで再現しているから驚きだ
子どもの「食育」にも熱心な岡田さんは、制作に入る前にその食べ物の歴史や背景なども話す。どんなに元気すぎる子どもでも、岡田さんの粘土魔術にかかると「素直」に話を聞くようになるという。子どもの中で何の違和感もない容姿は、子どもたちにとっても「お友達」。「大きくなったら何になるの?」との珍問にも遭遇する。初の「粘土を職業」とする岡田さんは、小麦アレルギーの子どもたちにも配慮。シャチハタが改良した「寒天粘土」も使用する。今回は、親子、夫婦、友達など2人1組のペアを募集。25組限定。受講料は材料費込みで1組2000円。申し込みはFAX3292・0711。または、cheesecoltd@yahoo.co.jpへメールで連絡先を知らせると、詳細の返信がある。㈱チーズ主催。検索エンジンで『ねんドル』で検索。