「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がある。これは、「木を見て森を見ず」に近いニュアンスで使われることが多い。「小さい部分しか知らないで、全体を見ていない」とか言われて揶揄されることが多いことわざだ。
ところが、である。よく行く小生の家の近くの北綾瀬の常住山・法立寺の掲示板に「蛙が大海を見ず。されど空の深さを知る」(日蓮の言葉より)という書き物が貼ってあった。むむむむ。これは……。「されど空の深さを知る」という反義語が添えられていたのだ。これは深いぞ。考え込んでしまった。宗教的な意味はわからないが、要は、物事はこれだと決め付けてはいけないよ、一面的に見てはいけないよ、タテ、ヨコ、ナナメにして見なさい、柔軟に柔軟に、という教えであろうか。
そして考えた。「大海を知って、なおかつ空の深さも知ることが出来るのが人間なんだ」ということ。そんな人間が、貧困や差別や虐待の根源を取り除けない理由があるまい。まして戦争をや。(編集長)
ところが、である。よく行く小生の家の近くの北綾瀬の常住山・法立寺の掲示板に「蛙が大海を見ず。されど空の深さを知る」(日蓮の言葉より)という書き物が貼ってあった。むむむむ。これは……。「されど空の深さを知る」という反義語が添えられていたのだ。これは深いぞ。考え込んでしまった。宗教的な意味はわからないが、要は、物事はこれだと決め付けてはいけないよ、一面的に見てはいけないよ、タテ、ヨコ、ナナメにして見なさい、柔軟に柔軟に、という教えであろうか。
そして考えた。「大海を知って、なおかつ空の深さも知ることが出来るのが人間なんだ」ということ。そんな人間が、貧困や差別や虐待の根源を取り除けない理由があるまい。まして戦争をや。(編集長)