足立朝日

環境フェア2006

掲載:2006年6月20日号


 深刻な問題となっている地球温暖化。平成17年2月、世界が協力して作った京都議定書が発効された。日本の目標は、温室効果ガス排出量6%の削減。これを実現するための国民的プロジェクトは、「チーム・マイナス6%」。足立区でも、あだち区民「環境フェア2006」で意識を高め、チームの一員として力を結集し、フェアを通じ、地球環境に感心を持ちたいものだ。一人ひとりの力は小さなものかもしれないが、チームとして力を合せれば、地球規模の大きな力となる。


どんぐりの工作に夢中なる子どもたち(昨年の環境フェアから)

足立区民環境フェア
日時 6月24日(土)、25日(日)、午前10時~午後4時
場所 西新井ギャラクシティ(西新井駅東口徒歩3分)、雨天決行
●こども科学館イベントホール
 コマメ生活カレンダーの配布、水の性質の実験、雨水タンクの展示、壁面緑化の見本展示、綾瀬川にすむ魚の展示ほか(参加団体=足立区女性団体連合会、NPO法人エコロジー夢企画、せせらぎグループ、足立の川を考える会、ソーラーの足立をめざす市民の会、生活クラブ生協、コープとうきょう四季の会、区まちづくり課・足立区緑の協力員、区民環境フォーラム)
●3階研修室
 環境保全活動の発表・弥生小、扇小児童、お話「お茶と健康と緑」NPO法人・茶道と日本的人間形成を進める会(両日とも午後2時~3時半)
●中庭
 魚のタッチングプール、無添加パンの頒布、リサイクル工作、自転車の整備、ソーラークッカーの実演、草の葉アート、人力エネルギー体験ほか(参加団体=あらかわ市民会議、本木ワンド自然の会、ソーラーの足立をめざす市民の会、Aふらんき環境文化交流センター、NPO法人エコロジー夢企画、足立イコー会、足立区の新しい環境生活を推進する会、NPO法人あだち環境リサイクル協会、㈱安心堂)※「住まいの環境フェア」実施中・西新井住宅公園
●特別企画 「水族館がやってくる!」
 お話=ガサガサ水辺の移動水族館館長・山崎充哲氏
 両日午前10時~午後4時、中庭。身近な魚を見たりさわったり、とっても楽しい移動水族館。お話、紙芝居もある。プールの中に入って魚と一緒に遊ぼう。
※講演会「世界の環境首都をめぐって」=エコロニスト・松本英揮氏(事前申込みは終了)
▼問合せ ℡3880・5631足立区環境部環境推進課内「あだち区民環境フェア2006」実行委員会事務局


環境の大切さを確認

 海面の水位は平均、20世紀の間に10~20センチも上昇。ヒマラヤ地域の氷河も1年間に10~15センチの割合で後退しているという。異常高温による森林火災も世界各地で発生し、大雨による洪水、干ばつや台風、竜巻の異常発生などが起きている。また、石油の可探年数はあと40年という。
 今すぐに対策を始めてもその効果が出るのはかなり先だが、緊急で一人ひとりの意識を高める必要がある。買い物袋をマイバッグにしたり、エアコンの温度を少し控えたり、こまめに電気を消す、水を節約するなど少しの気づかいが集まれば確実に地球温暖化防止に役立つ。これからの暑い夏、エアコンの温度を1度抑えるだけで大きな削減効果が期待できる。冷暖房の温度に対する意識を高め、シャワーなどの出しっぱなしもやめたいものだ。1分間出しっ放しにした場合は、 10リットルにもなり、3人家族なら、30リットル、ペットボトル15本分にもなる。シャンプーの時などこまめにシャワーを止めるだけでもかなり違う。出来る事から始めよう。