足立朝日

◆◇食材で心も体も健康に
講師は神崎夢風さん　梅島商店街主催
　すべて無添加・安心・安全な食材で元気に明るい家族生活を目指す、神崎夢風（かんざきむふう）さんが講師を担う「食医食料理教室」（梅島駅前通り商店街主催）が６月７日、エルソフィアで開かれた。
　この日の献立は、ごはんのおかずにぴったりの油抜きした「肉詰めしいたけの甘酢あん」、玉子焼きに野菜をたっぷり入れた「千草焼」、手早く作ってビタミン補給「ごまほうれん草」の３品。　神崎さんはレシピの内容を見ながら「油１グラムは９キロカロリー、砂糖１グラムは４キロカロリー。ダイエットをしたい方は覚えておいてください。甘いものを控えるより、油を少なく摂取して」とのアドバイスや、今回のメニューの「肉詰めしいたけの甘酢あん」も「油を摂取しないことではなく、スープに漬けて油とアクをとる油抜きをします」とダイエット中の方にもためになる指導法だ。
　冷凍のハンバーグやミートボールなどの形になっているものは動物性脂肪がとても多い。それらを継続的に摂取していると脳梗塞などの突然死の原因にもなる。ブロイラーの卵は抗生物質などのガン体質になりやすいものがたっぷり入っているので地鶏を勧めるなど、毎日の生活の中での注意点も教えてくれる。
　「食という字は人を良くすると書きます」と食と人間の人格はもちろん、肉体の形成と大きな関係があると、神崎さんは話す。食べることが「薬」や「医」になるような「食医食」を目指している。神崎さんの料理教室では必ず、参加する全ての人が食材に触り、洗い物もするように心がけているので、１人だけが洗い物だけ、調理だけということはない。
　神崎さんご自身が70キロ近くもあった体重を食による体質改善により47キロまでに落とし「健康料理学」を体現しているので信頼も厚い。
　梅島駅前通り商店街のとりのうみさんは「変な事件が起きたり、キレやすい子が多いのは食が関係すると考えている。これを機会に安心な食材で子どもに食事を与え、心も体も健康な子どもが増えて欲しい」と話す。


神崎夢風さん（左）の指導を受ける
参加者