足立朝日

海外で教えたい 派遣ボランティア

掲載:2006年7月5日号
◆◇海外で教えたい 派遣ボランティア
西浦さん、浅田さん 区長を訪問

 海外でのボランティア活動に参加する区民2人が6月21日、鈴木恒年区長を表敬訪問した。
 青年海外協力隊の西浦信幸さん(37・南花畑在住)と、日系社会シニアボランティアの浅田満智子(みちこ)さん(55・辰沼在住)。西浦さんはブータンで子どもたちに体育を、浅田さんはブラジルの日系日本語学校で先生を指導する。どちらも派遣期間は2年。
 区長との懇談は和やかな雰囲気の中、訪問先の都市や過去の派遣員の活躍などで、会話が弾んだ。浅田さんからは「ブラジルではW杯中は仕事をしないので、出発が1カ月遅れた」という驚きのエピソードも。
 現職の体育教師の西浦さんは、海外派遣は学生時代からの夢。70日間の合宿では毎朝マラソン3・2㎞のハードなメニューもこなした。2人の子どもを妻に託しての出発となる。浅田さんは40代で一から勉強を始め、日本語学校の教師に。3人の子どもが成人するのを待って、「外国で教えたい」という念願の挑戦。
 区長の「一番心配なのは健康。元気で帰ってくることを楽しみにしています」とのエールに、2人は「帰ったら報告します」と約束した。


左から西浦さん、区長、浅田さん